SHAMBI返答 謎掛けに

 

私: What is at the end of a rainbow?

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シャンビ:  The letter W.

指差した先を見ず、指をじっと見る猫が多い。与えられた語(rainbow)をじっとチェックして、その最後(the end)にある文字(W)を答えにしたようで、実はこれが正解。ちなみに、There is a pot of gold at the end of a rainbow.(虹の根元には金貨の入った壺がある)という迷信があり、この謎の犠牲者の大半はこのa pot of goldを答えにしています。金貨の壺から虹がスーッと空に伸びてゆくイメージ。ヒット曲「ムーン・リバー」のWe’re after the same rainbow’s end.という部分は、この儚い夢・金貨の壺へのロマンが込められているようです。

TREE OF HEARTS

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ラジオ講座CD録音前に、『英会話入門』以来お世話になっている勝又チーフプロデューサーからお煎餅のハートを拝領。糖分控え目の私にはピタリのハートフルなプレゼントでした。ちなみに英語ではheartfelt presentと言います。このブラウンのハートをバリバリ頂きながら想ったのがパパイヤの木。葉の長い茎が落ちるとちょうどこのおせんべのようなハート型の痕が残ります。私はこの木をハートの木heart treeと勝手に呼んでいます。勝又さんとスタッフの皆さん、そしてブログご訪問の皆さんに、今日はこの木をプレゼント!

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今日の『ラジオ英会話』 Surprise, Surprise

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ことわざA picture is worth a thousand words.(一枚の絵は一千の語に価する)がぴたりのイラスト通り、ジェレミー君最悪の日(the worst day of his life)です。昨日のお話A Ray of Hope(一縷の望み)は、決まり文句There’s light at the end of the tunnel!(トンネルの先に光が見える!)で終わりました。今日はそれが、No, it’s the light of an oncoming train!(いや、それはこちらに向かって来る列車の光だ!)と激変。このひねりも定番です。高校時代に手に入れたリーダーズダイジェスト以来、こうしたtwisted cliches(ひねった決まり文句)を紙の本やインターネット上で見つけては、「正」を「負」に、「暗」を「明」にひっくり返す英語圏のユーモア技と自由な精神に感嘆し続けています。伝統破りの伝統、とでも。日本語ではビックリハウス社が始めた「御教訓カレンダー」が80年代から延々と日めくりベースで続いているのが素晴らしい。往時の流行語アウフヘーベン(正反合)は私にとってはこの決まり文句ひねりだったような。それにしてもジェレミーの横に座るアメージングなグレースは、supportiveという形容詞の権化であるなあ。次週完結です。

第2週の『ラジオ英会話』 感情のジェットコースター

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恋愛脱出物語第2週のテーマです。ガールフレンドのケルシーが起こす想定外の行動にジェレミーの心は乱れに乱れ、それはIt’s an emotional roller coaster.と言って間違いないでしょう。イラスト左の若きジェレミーの悩みを受けて、彼を強くサポートするのが右のアメージングなグレースです。一喜一憂、中国では大起大落と言うそうな(オンラインケンブリッジ英中辞典より)。人生が波瀾万丈だという方には、My life has been like a roller coaster.という言い方があります。私はこの乗物(ride)が苦手なので、次のわかったようなわからないような格言は、screamのところだけ自分なりによくわかります。ちなみにローラーはあってもジェットエンジンはないのに日本では誇張法(hyperbole)で命名しています。

Life is like a roller coaster. It has its ups and downs. But it’s your choice to scream or enjoy the ride.  (人生はローラーコースターのようなもので上がり下がりがあるが、叫び声を上げるか、ライドを楽しむかは、あなたの選択にかかっている)

WASABIのびん詰め

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この和風香辛料(condiment, spice)は、平安時代の和佐比から、山葵、ワサビと姿を変え、ついにwasabiとして世界にデビューを果たしました(She has made her world debut.)。もちろんitが正しいわけですが、何となくsheと呼んでしまったのは、その緑の美しさ故でしょうか。日系人の多いハワイでは、wasabi powderはもとより、壜詰のwasabi sauceやwasabi mayonaiseがスーパーの棚に置かれていました。Wasabi Sauceの英文説明は、turn up the heat on vegetables (野菜に辛さのアップを)とか、put more zing in steaks(ステーキにさらにビリッと活力を注入して)とか、add fire to salad dressings(サラダドレッシングに火力を加えて)とか元気一杯です。pankoらと共にクロスワードパズルにも登場し始めました。では彼女のデビューを祝して自作ノックノックジョークを一句。

私: Knock-knock.  犠牲者: Who’s there?  私:Wasabi.  犠牲者: Wasabi who?

私:Wasabeautiful spice I am!

レジ

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「注文はレジにてお願いします」というサインです。at the registerなら問題ありませんが、 atのあとにthe cashier(レジ係)という人間が来ていて、それが物や場所のように扱われています。正しくはPLEASE ORDER FROM THE CASHIERで、ATが気になる人はネイティブにも大勢います。ただ、このat the cashierなるフレーズは、pay at the cashier(レジで払う)という表現も含め、あちこちで見られます。こうしたサインを作ろうとする方にはCASHIERの場合はorder from/pay to the cashierを、REGISTERの場合はorder/pay at the registerという言い方をお勧めします。英語サインの”間違い”ばかりでは何ですから、ついでに今日見つけた日本語の看板を下に立てておきます。廻り廻って何だかここに戻って来そうです・・・・・・

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声優さんたちと

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講座ではコマーシャル・アナウンス、詩、ジョーク、英語劇、ニュースなどに出演される、あちこちで引っ張りだこ(in great demand)の声優(voice actor)さんたちです。地上のあらゆる声を出して頂いています。(宇宙もありました。)これは新年最初の録音が終わったあとのホッとショットで、何とKatieさんが撮っている皆さんをJeffさんが撮ったという未曾有のセブンショット(unprecedented seven-shot)でもあります。ビル・エヴァンズのアルバムタイトルではありませんが、From left to right:

Julia, Carolyn, yours truly, Peter, Walter, Deirdre and Jerryの皆さんです。

今日の『ラジオ英会話』 恋愛脱出物語の始まり

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大きな悩みを持つ男性と、その相談に乗る女性という構成の連続物語が始まります。第1回のダイアログで、Is it work-related?(仕事関連のことで?)と女性が質問しますが、そうではなく、どうやら悩みはlove-related のようです。バリスタとして働く女性は続けて、I get off work at 5:30.(5時半に仕事が終わるので)と言い、待ち合わせ場所を提案します。get off workには、仕事という走り続ける”乗物”から下りる、というイメージがあり、とてもよく使われます。ちなみに、世の中のスピードについて行けない、ということを、世界を乗物に喩えた、Stop the world, I want to get off!(世界を止めて、下りたい!)というユーモラスな表現もあり、これも決まり文句になっています。