1月の語源

もうすぐ新年。早い。2年に一度くらいのペースにすべきである。

英語Januaryの語源はローマ神話のJanusで、前後に顔を持ち、扉や入口を守る神。行く年と来る年とを見つめるイメージが。

ちなみにポルトガル語ではJaneiroで、ポルトガル人の探検家たちがブラジルの海岸で大きな河口(実は湾)を発見した際に、それが1月だったことからRio de Janeiro(1月の川)と名付けている。

知人に、新年に生まれた息子さんをJanusと名付けた方がいる。シーザーの名にちなんだJulyに生まれていたら、Juliusだったかもしれない。8月はやはりローマ皇帝が語源だから、Augustだったかもしれない。

1月に生まれた女性にはJanuaryという名がある。その他、4月ならApril、5月ならMay、6月ならJune。

これは11月の街で見かけたJanusさん。
fullsizerender-1

熱いトタン屋根の上の猫のように

いつものかすかな鳴き声がするけれど、見回してもどこにもいない。と、見上げればダコタ。
img_4172

日差しの強い上天気にトタン(tin)のひさし(eave)で日向ぼっこ中。「ひさしとは小型の屋根」という定義から、イディオムlike a cat on a hot tin roofを想起。

その心は、焼けたトタン屋根の上にいる猫のイメージに、心配や緊張が過ぎて居ても立ってもいられないことを重ねたもの。

ダコタの場合は、冬でもあり、屋根がそう熱いわけではないようで、MGM映画のライオンのように悠々たる風情。ライオンをbig catと呼ぶのもむべなるかな。

戯曲家テネシー・ウィリアムズは自作に、「欲望という名の電車」「ガラスの動物園」「去年の夏突然に」「イグアナの夜」「バラの刺青」など、一度聞いたら忘れられないタイトルをつける名人でもあり、この長いイディオムを借りたタイトルも立派。米国南部のイディオムが、この作品で世界に。

同様のイディオムにlike a cat on hot bricksと、熱いレンガの上に猫が乗る
ものもある。

近年、トタンということばはあまり聞かなくない。
ウィリアムズ原作のあの映画が出た頃には、トタンと言ったトタンにわかったものですが。
英語でtin。
例えばあの『オズの魔法使い』のハートを持たない錫色のクリーチャーはThe Tin Manあるいはthe Tin Woodsman(「ブリキ男」)として有名。

トタンとブリキだとブリキがより高級らしいが、英語に関する限り、tinでまとめられることが多い。熱いブリキ屋根の上の猫も有りそうだが、傷がつくとすぐ錆びるブリキは屋根には向かないそうだ。

ブリキ男は「ビバリーヒルズ じゃじゃ馬億万長者」のバディー・エブセンが演じるはずだったのだが、銀色メーキャップの中にあるアルミに負けて降板したことは有名。彼はそのあと、リハビリに大変苦労したそうで、その彼を救ってしっかり歩けるようにしたのが、殺陣師のマイケル・ヴェンドレル。マイケルはテレビ映画「ロスト」シーズン1,2の殺陣を担当。僕はハワイで知り合った。座頭市の真似が刀使いまで含めて絶品。お互いに市さんの声色を真似たり、彼の一押しという「笠間の血祭り」に熱弁を振るったこともあったが、逝去された。フレンドリーな獅子のような人だった。懐かしい。

同じライオンでも小型のダコタは無愛想である。
img_4010
立ち居振る舞いは立派なのだが・・・。
寒中、サバイバーよ、頑張れ!

メレカリキマカ

fullsizerender
ハワイからスナップ写真が。
アンスリュームのツリー。英語発音は「アンTHウーリウm」。
これは好きな花のひとつ。ハワイにはobake anthuriumなる品種もあります。
obakeは、そう「お化け」のこと。「オバキ」という人も多いのですが、
変わった色合いで、薄緑色のものなどはちと幽霊的。参考に:
http://anthuriumhi.com/tag/obake-anthurium-flowers/

多くの方から激励の言葉を頂いています。ありがとう!
来年は「大化け」じゃ・・・いや「小化け」で十分かも。いずれにしても、
Keep on smiling!!

Ken

P.S. I’ll keep on smiling, 2!!

迷ったら・・・

海岸で見かけた次のサインのIF IN DOUBTのフレーズで始まる文をよく見ると・・・

img_3567
(岸近くで崩れる波ショアブレークの注意)
img_3566
(潮流注意)

洗濯機に白い洗濯物を入れると、原色の物が混じっていて、色が移るかなと心配すると、もう一人が When in doubt, leave it out.(迷ったら外に出しておけ)なる知恵の定型表現と一緒にそれを取り出す。これは映画で見たのか、現実だったのか、両方か・・・。それはともかく、大事なのはdoubtとoutが韻を踏んでいるところ。

When in doubt(ちがうと思ったときは)やIf in doubt(もしちがうと思えば)という出だしのフレーズは、まとめて「迷ったら」と意訳することにして、これをdoubtと押韻して締めくくる伝統があります。

海岸のサインのgo outは、海へ出て行くというニュアンス。DON’T GO OUTで「外に出るな」、「デートするな」など、広い意味で使えそう。その他、使えそうなものに、
When/If in doubt, shout.
When/If in doubt, get out.
When/If in doubt、take it out.

この押韻パターンは、1874年初出のWhen in doubt, do nowt.(迷ったら何もするな)にも見られる。
 
押韻しないものもあって、
When/If in doubt, don’t. (迷ったらよせ)[ベンジャミン・フランクリン!]
When/If in doubt, punt. (迷ったらパントしろ) [アメフト、ラグビーなどのイメージ]
When/If in doubt, bring in relatives.(迷ったら親類を入れろ)[会社経営に]
When/If in doubt, mumble; when in trouble, delegate; when in charge, ponder.(迷ったらはっきり話すな、困ったら人に委せろ、責任者になったらよく考えろ)[出世階段クライマー?]

ピタリの状況で言う、状況にピタリと当てて言う、新手を作る、この3種の楽しみ有り。独り言もOK。
ライムしたい場合、押韻辞典を使って考えてみては。例えば:
http://www.rhymezone.com/

冷たい雨が降りそうな寒い朝、この散歩者は既製品で独り言: When in doubt, don’t go out.

赤須薫さん(共著)の本 『英語辞書をつくる』

院生活中に戴いた本で、やっと目を通すことができました。

img_3935
赤須先生は「ライトハウス英和辞典」もつくっています。
img_4083
この本はその赤須さんの興味深い苦労話と”工夫話”からスタートします。
その他、「ウィズダム」や「ジーニアス」といった辞典、英英辞典、コロケーション(連語)と辞書の進化などに関する、多くの辞書編纂者の話が続きます。タイトルの「つくる」という綴りには、作、造、創、という気合いがこめられているようです。

ちなみに、辞書編纂をテーマにした恋愛映画『船を編む』を面白く見たことがあります。松田龍平の演じる馬締光也という名も日本アカデミー賞に輝いて良かったかも。
http://fune-amu.com/

参考までに、この映画に関する英語のコメントがこのサイトに。
http://www.imdb.com/title/tt2315226/
http://mydramalist.com/6615-the-great-passage/reviews

 

やっと再開 やっと再会

10月の終わりに創立40周年記念イベントに声だけで出演しましたが、イベント主催者の浦島久さんにやっと元気で会えました。ジョイイングリッシュアカデミーの学院長で写真家としても活躍しています。
_mg_0787
近所のツリーハウスがあるレストランでランチを食べ、家でも話が出来ました。ツリーハウスは第一人者の小林崇さんがデザインしたものだそうで、登り切ったthe top of the stairs(最上段)に見事な言語遊戯作品(社名のようです)がありました。駄洒落も元も、いい言葉です。
img_4225

A memory from last summer

夏にハワイで育てることができたオクラと米ナス。スーパーのAsian Foodsのアイルにあるお茶漬けの元の袋はこちらと同サイズ。
img_3756
Okraは西アフリカでの呼び名。放っておいたのでオオクラになりました。
eggplantは実が卵形の白色種が語源。元は「卵草」也。

そしてこの「米ナス」を米国で作ると米ナスではなくblack beautyとなります。
img_3487
ヘタにかなり大きな棘有り

「ナス」は「なすび」の略とされる。
初夢のナンバースリーを占め、その起源は諸説あり。Wikipediaには、
江戸時代に最も古い富士講組織の一つがあった「駒込富士神社」の周辺に鷹匠屋敷(現在の駒込病院)があり、駒込茄子が名産であったため、当時の縁起物として「駒込は一富士二鷹三茄子」と川柳に詠まれた
というものから
富士は「無事」、鷹は「高い」、なすは事を「成す」という掛け言葉
という後知恵的なものまで。

茄子は果物とされるが野菜のイメージが強いとのこと。果物といえばこれはファーマーズマーケットで買ったジャックフルーツ10ドル。太い木になる世界最大の果物。どう食べたかは機を改めて。
IMG_2868

ギネスの証人になって

10月、やっと約束を果たし、クイズの老舗ニコリ社製、世界最大のクロスワードパズルを拝見に。実は同時にギネスブックへ申請するための証人という大役を引き受けることになったのですが、今日、その結果のお知らせが同社から画像と共に届き、ギネスの認定書というものを初めて見ました。Amazing!!!
dsc_0650

クイズ博物館があれば、13mある展示室に納められるでしょう。
鍛冶さん、後藤さん、皆さん、おめでとうございました。
img_3287
(10月のブログより)

小人閑居して?

御膳を為す!?
fullsizerender-1

時間が出来たので作ってみたかった和食のおかずに挑戦。
さくさくとはいかず、ただ、ウエブスター辞典やその他のメジャーな辞書に顔を見せるようになったdashi(出し)やmirin(みりん)と更にお近づきになれたのは僥倖でした。
ジュリア・チャイルド氏の次の言葉にあるUsuallyにおんぶして頑張りました。
Usually, one’s cooking is better than one thinks it is.