今日の『ラジオ英会話』から 複合語がいっぱい

8月号がスタートしました。英語を話す際に、「内容語」を強めて言うことが、より良く理解してもらえる絶対条件になります。内容語の中心は、名詞、形容詞、副詞、動詞ですが、その中に、複合語(compound、compound word)が数多く見られます。これは、複数の語が結合してできた語のことです。

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今回のダイアログFrequent Flyerをチェックすると、compoundは次の5点になります。

travel writer (名詞)、travel column(名詞)、newspaper(名詞)、freelance(形容詞)、travel magazine(名詞)

複合語のアクセントは、通常、初めの語に置かれ、2番目の語より高いピッチ(音高)で強く言うとすぐに通じます。

一方、2番目の語や両方の語を高いピッチで強く言うと、相手は、「旅行の作家」「旅行の柱」「ニュースの紙」「自由な槍の」「旅行の雑誌」を一瞬イメージします。一瞬後にA-ha!と理解されることもあり、しばらく?が続くこともあります。原因は、2語の意味がぶつかり合ってしまい、それらが融和してかもし出すはずの意味が見えてこないからです。

ちなみに、ダイアログ最後の行にあるhard workは「きつい仕事」という意味で、複合語ではありません。これは両語にアクセントを置きます。

英語を音読する力は、この複合語か否かを言い分けるスキルを身に付けることで飛躍的に向上します。そしてそれがコミュニケーション力の一部につながることは言うまでもありません。英語の文章を見たら、内容語をチェックしてアクセントマークを入れ、複合語の場合は、通常、最初の語にアクセントマークを入れてから、声に出して読んでいくという練習が大切です。

local bigwig(地元の大物)を、bigよりwigを高く、あるいは両語にアクセントを置いて発音すると、「地元の大きなカツラ」という意味が伝わり、?が生まれます。bigwigは、昔、重要人物が大きなカツラをかぶったことから生まれたイディオムですが、bigを高く言うことで、「大きなカツラ」から「大カヅラ」に変身します!

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