今月の「ラジ英」から The 12 Days of Christmas

The Twelve Days of Christmasは、愛する人がクリスマスの期間(25日から12日間)いろいろなギフトを運んでくる歌として有名です。今年は替え歌をリスニングしてもらうことにしました。新しい12のギフトは、元歌と同じくらいワイルドなものになったでしょうか。

 元歌の12種のギフトについては、

  http://dictionary.reference.com/slideshows/12-days-of-xmas#partridge

のスライドショーで理解を深めることができます。一日目の「梨の木にヤマウズラ」という鳥合わせがいかに難しいか、といったあたりから説き起こし、興味深い解説が続きます。

世界各地でご当地バージョンがあるようですが、ハワイ版は、YOUTUBEに、画像入りで、
  https://www.youtube.com/watch?v=RA_C-Whh9fo
 楽しきフラダンス付きで  
  https://www.youtube.com/watch?v=e9gfccoU9ug
 歌詞は
  http://www.huapala.org/ChristReligious/Twelve_Days_of_Christmas.html

 スルメまで登場します。全て単数、全て現在形といった歌詞で、第2言語を気ままに思い切り楽しんでしまっています。
 私はフラダンスはよくわかりませんが、この子どものフラは楽しさがストレートに伝わるところが気に入りました。
 
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♪ご近所の塀にポインセチア Mele Kalikimaka!

 東方からの三賢者が贈り物を届けたのは、キリスト降誕後12日目の1月6日で、Epiphany(公現祭、顕現日)と呼ばれ、この日でクリスマスが終わります。私はクリスチャンではありませんが、娘がクリスマスデー生まれなので、クリスマスはギフト的にも重い意味を持つようになりました。

 短編の巨匠オー・ヘンリーには「賢者の贈り物」という傑作があります。原題はThe Gifts of the Magiで、高校時代にほぼ1行毎に挫折しつつ取り組んだ際には、このMagiを「マギー」とか「マジー」と心の声が読んでいました。
 そのmagi(メイジャイ)はmagus(メイガス 優れた魔法使い、占星術家)の複数形で、キリスト降誕時に東方より訪れた三賢者を表す語でもあります。magicianの語源でもあり、「マジ-」はそれほど遠い間違いではなかったかも。
 この3人が届けたギフトは、フランキンセンス、ミルラ、金と言われています。最初の2点frankincenseとmyrrh(英語では「ミルラ」より「ムー」に近い音)は「乳香」、「没薬」という高価な香料です。最後のgoldは、金色の香料turmeric(ウコン、タームリク)ではないかという新説があると最近聞きました。これはエッセンシャルオイル専門家の解釈のようで、当方一顕者には計り知れぬことですが。

娘が私に贈ってくれたのは、ugly Christmas pantsです。このシーズンには、ugly Christmas sweater partyなるパーティーがあちこちで開かれます。参加者は醜いクリスマスセーターを身に付けます。この季節以外には着られない柄のセーターで、uglyは「とんでも柄の」といったニュアンスでしょう。この画像のパンツはそのuglinessの流れから生まれた製品で、見ればその意味がわかるでしょう。もちろん、このパンツを履いて出向くほどの元気はありませんでした。
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