グアテマラ珈琲からジョーク

カタカナの日本語を英語風に声に出してしまうことがある。加齢なる癖にならないといいけれど、たまに面白いこともある。
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先日、台所の棚にある「グアテマラ」というカナを目にして思わず声にしたところ、
What’s wrong?
というもう一名の声がする。で、
What’s wrong with what?
と尋ね返すと、
I heard you say, “What’s the matter?”,

たしかに「gワレマーラ」がそう聞こえることもあるでしょう。
このような聞き違い・空耳現象は、単にmishearingとか、特にそれが歌や朗読関連の場合にはmondegreen(モンデグリーン)と呼ばれることがあり、後者については、
https://en.wikipedia.org/wiki/Mondegreen

こうしたささやかな空耳が、大恐慌時代のど真ん中で誕生し、大人の間で猛威を振るったのちにスタンダードとなって現在に至っているノックノックジョークの大元になっているのかもしれない。
日々の空耳を捨てず、例えばGuatemalaを次のようにノックノックジョークのformula(公式)にはめ込んで一工夫すると保存できる。
A: Knock-knock.
B: Who’s there? (会話ではWho is it?が一般的)
A: Guatemala.
B: Guatemala who?
A: Guatemala with you?

年端のいかない子供が参加すると、TV. TV who? TV!と。新たに取得した語をそのまま繰り返して自己中心的喜びに浸るか、Under. Under who? Underwear! のように、我々にとっては特にどうと言うことのない言葉に怪しさを感じて興じる子v.s.微笑ましく対応せざるを得ない大人、という構図になる。
ただし大人がこれをやってはいけない。
少なくとも、Guatemala.をやや苦しげにWhat’s the matterと重ね合わせ、さらにそこで終わらずにwith youを加えて終了する。大人はこのプラスがないとマイナスになるので注意。

この面白さ、あるいは苦しさは、日本語で作ろうとしてみれば楽に体感できる。「トントン」「どなた?」「グアテマラ」「グアテマラ何さん?」「g会ってまla数分なのにすっかり意気投合・・・」。
そういえば昔、ある演劇公演の帰り、土浦から上野までずっと車中で日本語ノックノックをやり続けたことがあったなあ。キャストやスタッフの数人と、この無料公式ソフトを使って無料エンタテインメントを苦しみました。

ついでに別の産地を使ったものを。
A: Knock-knock.
B: Who’s there?
A: Java.
B: Java who?
A: Java minute?

Do you have a minute? これぞ新作と思いグーグれば、カフェの名として使われていた!

これはビートルズ系ミュージカル落ち。
A: Knock-knock.
B: Who’s there?
A: Latte.
B: Latte who?
A: Latte be, latte be….

日本語から英語へ。「のれん」「のれんwho?」「No rain, no rainbow.」
この日本語ネタから英語落ちが21世紀的かもしれない。
遠山は順調に回復しているようです。

 

2 thoughts on “グアテマラ珈琲からジョーク

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