客:「これは何ですか?」 ウェイター:「はい、そうです」

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「そうって、これは何なのかと言ってるんですよ」「だから合ってます」「何が?」「その名前」「何の?」「はい」「・・・じゃこう訊こう、この食べ物の名前は何と言う?」「はい。発音もいいです!」「客に喧嘩を売る気?」「うちはカレー専門です」・・・

私はこのナン(nan)を、こうしたダイアログを頭の中でエンドレスに創作ししながら食べることが多いのですが、実はこれ、20世紀中期の漫才(comic duo)アボット&コステロの十八番(signature routine)、Who’s on First?(一塁は誰だ?)がベースです。アボットが「最近は色々変わった名前の野球選手がいる。例えばWhoが一塁、Whatが二塁、I Don’t Knowが三塁手、というチームがある」とスタートし、ちゃんと聞いていなかった(様子の)コステロが、Who’s on first?と訊くと、That’s right.とアボットが答える、といった行き違いが始まり、外野、ピッチャー、キャッチャーへと進んで大騒ぎとなり、最後はショートストップの選手名で落ちが付きます。コステロのしゃべりが超高速ですが、英語リスニングをすれば、次第に笑いと理解を深めることができます。私はテープで聞きましたが、21世紀はYoutubeでパフォーマンスを見ることもできます。1分15秒あたりから始まります。大変良く知られた演し物でポップカルチャーの一部となっています。参考までにサイトを。

動画: www.youtube.com/watch?v=kTcRRaXV-fg

台本(要約): http://www.baseball-almanac.com/humor4.shtml

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