wedding party

オーストラリア出身のギタリストのChris Grundyさんが結婚。ウェデイングパーティーは恵比寿のライブハウスで。後半、新郎はよく共演するバンドと10数曲を演奏。新婦も幸せ一杯。”Having second thoughts, Chris?” (考え直し始めてるかい、クリス?)という出席者からのジョークに、Nah. I’m fine.とスマイルで応えていました。私もカミさんとヘタジルバを久し振りに。クリスさん、またコンサートしましょう。

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Halloween comes but once a year.

近隣に外国からの家族が多いので、毎年10月31日は拙宅も含め、沢山の子ども達(高校生も含む!)や親御さん(高校生の親御さんは含まず)がtrick-or-treating に訪れます。
 私はドアを開けて、お菓子やクッキーなど「いいもの」goodiesを手渡し、Thank you. You’re welcome.という英会話最短のやり取りを楽しみます。Thank you.がない場合は、やはりYou’re welcome.と言って、謎を掛けますが、最近は、粛々と集めるお子さんは少なくなっているようです。
 カミさんなどは、子ども時代に、近所を回って集めたものを、兄弟姉妹や友人間でtrade(交換)したのが一番の思い出とのこと。
 ただ、娘が家からいなくなって、やる気が半ば失せたのか、今年の拙宅の飾り付けは、昨年とは打って変わってこれのみとなりました。
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 それはともかく、架空の人物になって街を歩くのは、自己表現という自由を現実に味わうことであり、似たような感覚は舞台という空間にも存在しますが、現実の街路で感じるそうれは格別でしょう。その自由を子ども時代に体験できるハロウィーンという日は、学芸会がめっきり少なくなった今、日本の子ども(や大人)にとって貴重な日になるやも知れません。
 というへ理屈も含め、私はこの日が好きになってきています。琵琶で怪談ができるというのもその理由のひとつになります。
 英語の格言に、
  Christmas comes but once a year.
があり、この「一回だけ」but onceというところに、シーズンを大切にする気持ちが表れています。ところが、この英文をひとつのカンマと諧謔精神で捻り投げたのが、
  Christmas comes, but once a year is enough.
これは、料理やギフトの準備、帰省した家族や後片付け等々でてんやわんやのシーズンを見つめた結果現出したダークユーモアで、1回で沢山という訳です。
 それに比べてハロウィーンは1日だけ。準備はあっても楽しいだけ。自ら作った、あるいは親に作ってもらった怪しげな出で立ちが醸し出す異空間の中を闊歩し、準備された他の異空間へ辿り着いてはご褒美をもらうという、パーフェクトな旅ができる、これはもう行くうしかんない(No pun intended.)というわけですね。
 書を捨てて街に出よ! 独自の興奮がつのる中、私はハロウィーンの格言を作りました。
  Halloween comes, but once a year isn’t enough!
月に一度は練り歩きたい、というわけで、
  Happy Halloween, children of all ages!

「ラジオ英会話」から the wayの利便性 思い込み訂正用『追憶』主題曲替え歌と共に

8日(木)のダイアログAnti-aging Cream(抗老化クリーム)では、

It reduces 50 percent of your wrinkles within a week.(1週間以内にしわの5割を減らすのよ)

と伝える女性に、友人の男性が、

You’re beautiful just the way you are.(あなたはただそのままで美しいですよ)

と応えます。ビリー・ジョエルの歌Just the Way You Are「素顔のままで」が想起されます。歌詞の決めぜりふは、

I love you just the way you are. (あなたが在る様・そのままの姿を愛している)

ちなみに、この歌には、Don’t go trying some new fashion. / Don’t change the color of your hair….

何も変えないで欲しい、そのままがいい、という要求があるのですが、何だか相手を縛る歌でもあると思えたり(別の服や髪の色も試してみたいのではと思うわけで)、ジョエル氏の激情的なパフォーマンスの中にcontrol freak(仕切り魔、支配型)を感じたりして、あまり歌ったことはありません、とても綺麗な曲ですが。

『追憶』は、男女の学生時代の公民権運動や反ベトナム戦争の活動をbitter sweetな思い出として描いた青春映画・・・? ではなく、第二次大戦からマッカーシズムの時代を舞台にした青春映画でした・・・ ああ記憶が脳をすべり落ちる、パステル色に煙る記憶はどこへ行くのでしょう・・・ ♪Memories slip off the corners of my mind…  Where do misty water-colored memories go…?   That’s the way I feel…♪

気を取り直して、原題が、

The Way We Were

私たちのあの頃の在りよう・生き方・生き様、あの頃の私たち、私たちのあの頃、といった訳が可能です。この

the way+節

大変便利で会話で大活躍します。節の動詞を変えて、

I like the way cats sit.  It’s so graceful. (猫の座り方が好きです。とても品があります)

The way the papaya tree is growing, we’ll have some papayas in a couple of months.(パパイヤの木の伸びている様子から見て、2,3ヶ月先にはパパイヤが採れるよ)

The way things are going, we may have a good year.(この調子だと、いい年になるかも)

The way I see it…. (私の見るところでは・・・・)

好きな歌The Way You Look Tonightには、

Someday when I’m awfully low and the world is cold, I will feel a glow just thinking of you and the way you look tonight.(ぼくがいつかある日、ひどく落ち込み、世間が冷たく感じるとき、きっと暖かくなる、きみと、今宵の君の姿を想って)

と、なかなかの優れもののパターンです。

2015-04-11 005 The way she looked the other morning.

 

石川雅英さんのエッセイ集 

東京西麻布の洒落た居酒屋「権八」をはじめ、イカす(50年代語で恐縮)作品を設計なさる建築家・石川雅英さんが、初めてのエッセイ集「旧帝国ホテルのクリームソーダ」を出版され、モダンリビングで紹介されました。世界各所の建築事情に大変詳しい方で、当方のサロンにも常に面白いお話を持ってきてくれました。私は以前からフランク・ロイド・ライトのファンですが、日本では雅さんです。本の”設計”もまたイカしています。

モダンリビング掲載

アーキテクツオフィス: http://www.rvstone.com/

 

MBI ファミリーデイ

昔10年ほど英語自己表現コースを担当していたMBI(Multinational Business Institute)の同窓会に招待されました。1ヶ月間社のデスクを離れて国内研修、続いて米国、欧州でそれぞれ1ヶ月ずつ研修という、とても変わった3ヶ月コースで、そのうちの国内研修で合計700名近いビジネスパースンズを教える機会を頂きました。86年から約10年、優秀な企業マン・ウーマンの皆さんに英語でああSayこうSayとアドバイスしていた自分が信じられない気持ちです。

会場は東大の本郷キャンパスにある記念館。参加者の卒業生とご家族(の一部)です。

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現在東大EMPという別のコースを担当していて、同じ建物で教えることがあるのですが、その地下2階にこんなホールがあるとは知りませんでした。東大もと暗しです。

近況報告をしています。(ジャズを歌っているのではないのが残念)

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好きな和英混淆駄洒落をひとつ。うまくいきました。

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名かつ名物ディレクターの菅野妙子さんの横に割り込むよう指示されて記念撮影です。

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参加者やそのお子さんの中には拙番組を聴いていた・聴いているという方もいらして94年から電波上で教えていて良かったと思う嬉しいモーメントが多々ありました。81年から11年教えた「ラジオ百万人の英語」の話も飛び出して驚きました。そしてお孫さんへのアドバイスまで求められ、頑張らねばと思った次第の楽しい会でした。

迷語録の元祖ヨギ・ベラ逝く 

何々ismとは通常「何々主義」と訳されます。が、誰々ismsと言うと「誰々迷語録」となります。この点について掲載のある辞書はあまりないのですが、直訳すれば「誰々主義」となるので納得しやすいのではないでしょうか。迷言のひとつひとつが誰々ismで、それが集合したものというわけです。(このismの使い方には、からかい半分的ニュアンスが反映されています。)

先月亡くなった元NYヤンキーズ捕手のヨギ・ベラは、その活躍に勝るとも劣らぬYogismsで有名でしたし、これからも迷語録の元祖の一人として米国の、広くは英語圏の大衆文化に存在し続けるはずです。

Yogiはsandlot baseball(草野球)時代、ヒンズー関連の映画に出ていたヨガの行者に似ていたことから付けられたニックネームだと、ウェブサイトYogi Berra Museum Learning Center(ヨギ・ベラ博物館学習センター)http://yogiberramuseum.org/about-yogi/にあります。彼はイタリア系ですが、確かに野球をしている写真を見るとヨガの先生のように見えなくはありません。

捕手の言葉と言えば日本ではノムさんこと野村克也語録が有名ですが、ヨギ・ベラの語録にあるのはすべて一見理屈の通らないものばかりで、大向こうをうならせないところが大人気の源です。代表的なものが、英会話でIt ain’t over….と言えば、till it’s over.と返ってくるほど有名な

It ain’t over till it’s over.(終わっちゃいないぞ終わるまでは)

そして

If you come to a fork in the road…take it. (二叉路に来たら・・・そのまま行け)

Hmmmmmmmm.(う~~~~む。) これは私の反応語録からのものですが、英語にthink out of the box(箱から出て考える)、think outside the box(箱の外で考える)というフレーズがあります。彼の迷言は全てこの箱の外(それもかなり出た)発言かもしれません。

You can observe a lot by watching.(じっと見ることで沢山観察できる)

これなど捕手としての視点からの発言でしょうが、語彙不足的(笑)ともなりそうです。

Always go to other people’s funeral. Otherwise, they won’t come to yours.(他人の葬儀には必ず行け。さもないと自分の時に来てくれない)

Pair up in threes.(3人ずつペアになってください)

このあたりまで来ると、他の迷語録と同じで、いろいろなライターが勝手に加えた感じもあります。

ヨギ・ベラたちのおかげで、英語迷語録をもとに自らの語録を作る癖が未だに抜けない私ですが、ここでヨギに触発された昔の自作を。

If nobody comes to my funeral, don’t worry, I’ll be there.(誰も私の葬儀に来ない場合、心配しないでいい、私が出ます)

それはともかくthinking out of the catcher’s boxを実践したヨギ・ベラの、行者を越えるほど深遠かつ淺近なる迷言群に感謝します。Here’s a smile for you from the bottom of my heart.(?)

BBCのオマージュは、https://www.youtube.com/watch?v=iV0Smtof8zQ で。

166, Yogi.