学生さんたちの英語劇に出演します

東京学生英語劇連盟(MP)のミュージカルGhost Light(5月4,5日公演)に出演します。
普段は学生さんたちの公演ですが、今回は50周年記念公演ということで、MP創立時にブロードウェイから来日したリチャード・ヴァイア氏に共に師事した友人の奈良橋陽子さんに誘われ、やはりMP経験者の俳優・寺泉憲さんと共演することになりました。それも大きな役を頂き、歌もあり、緊張と楽しさを携えて、学生さんたちのエネルギーの待ち受ける稽古場に出ています。
Break a leg!とは芸能界から生まれた「頑張れ!」というイディオムですが、30年ぶりのミュージカルで、脚1本で済むかどうか心配です。
詳しくは、
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=58032
黄金の週ですが、お時間あれば是非!
リハーサルシーンです。
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IDIOMをひねって引き付ける記事

慣用句の一部を変えて、注意を引き付けるテクニックです。たとえば新聞の見出しによく使われます。次は、Rise and shine!  の変形。原義は、太陽のように昇り輝け! つまり、起き上がってしゃっきりして! と寝ている者を起こす際に使われるイディオム。Rise and shine, sleepy head!  と親が、配偶者が、恋人が、恐怖映画の侵入者が唱えます。それがこうなっています・・・

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で、なんだなんだ、と引き付けられて読んでみれば、ゴルフコースでの早朝作業の騒音で周囲の住人が迷惑しているということ。
RISE AND SHINEが
RISE(起きる)BEFORE SHINE(太陽が輝く前に)へと変形。
こんなヘッドラインは異慣用と思わせつつニヤリとさせる言語遊戯は英語の新聞の得意技。いや英語文化そのものが言語遊戯志向也。第2言語として英語を学ぶ移民の方々の絶えぬ国ではイディオム辞典は消えず。

最後に基本遊戯より。
パン酵母と靴みがきクリームを食べるとどうなるというなぞです。その心は?
Q: What happens if you eat yeast and shoe polish?
A: Every morning you’ll rise and shine!
仮定法にしないところなど、遊び心に徹しています。

「治っていないハム」?

Bacon’t do that to me!と怒りたくなりそうな商品。

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カナダでは病気になった豚を治さずにベーコンを作りそのまま出荷する、はずはないので安心です。
cureは「生肉を燻製などにして日持ちを良くする」こと。smoke(燻製にする)ほか、salt(塩漬けにする)もあります。
uncured baconはその作業がされていない、つまり「生」の「豚バラ肉」こと。「生ベーコン」。そのまま食べられるそうです。楽しみは好きな方々にまかせ、和食気味の小生は遠慮します。
Bacon have fun. I think I’ll pass.

Eastern at Easter

移動祝祭日Movable/Moveable Feastは、このイースターのような、固定されていない宗教的祝日を指します。今年のイースター復活祭の中心日Easter Sundayは3月27日(去年は4月5日でした)。
復活へのプロセスとして十字架を背負って歩く人もいます。
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○○スーパーマーケットや●●マートは、卵と野ウサギとニワトリとヒヨコという、繁殖のシンボルにあふれています。

Which came first, the chicken or the egg?でおなじみの両者が同時に来ている。

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multiply(大繁殖する)といえばネズミか野ウサギ。イースターでは後者が勝ち、candy(チョコなどの菓子類)のチャンピオンに。

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卵にも意匠。An eggs-treme wreath.

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教会やパーティー用の子ども服。

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マネキンにも動員。Hare’s your help!

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そして新聞の娯楽面の記事も、ほぼ私レベルの言語遊戯力で。

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egg huntとはイースターバニーという大野ウサギが隠すとされる卵を探す遊び。

この熱狂の中でEaster BunnyがEaster eggsを産むと勘違いしそうなのは私だけか?

同じ日にハワイ州はクリントン氏でなくサンダーズ氏を選びました。面白い州ではあります。
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