君を守る嵐の中の風

近所のスーパーで買い物をすると、フィナーレのような演奏の歌が次から次へと流れていく。そしてその中に、君を守りたい・守るぞ・守ればなどの「君を守る」五段活用の言葉が入っている。これ、いつから始まったのかな。コロナの頃か。偉いなあと思うし、そんなに何度も言って大丈夫かよと心配したりするけれど、勢いは止まらず、君を守る薬局、君を守る食堂、有限会社君を守る、君を守る信託銀行、君をマモール、君を守る党とか、そろそろ出てくるころだ。君尾守君などは、いやあ名前負けっすと謙遜するも100パーセント話題集中だろうな。
 年の初め、有名女性歌手のバックコーラスで活躍した教え子(音楽ではなく英語です)のぶん子さんからメールが来て、風の歌を聴いてください、という詩のような推薦が。風は歌手の名と知り、聴いてすぐフアンになった。当方日本語では昔と同じフ・ア・ンになる。今の人に笑われるという不安はない。ぼくも今の人の一人だし。
 一昨日、娘に風の話をして、サイトを送ると伝え、久しぶりに「満ちてゆく」を聴いた。まず「ゆく」がいい。
 藤井風、いいね。「君」も「守る」も入ってなかったけれどsoulfulだね、歌詞と行間に漂いつつ、明るいところへ連れて行ってくれる。

これは孫のリキ君(3歳半)と近所の子。この子たちはこれからどこへ行くのだろう。フリーダムの果てぬところへ行くんだよ。

Still Going Strong まだまだPマン

12月に入ってもなお生っているGREEN PEPPERSを撮ろうとしたところ、一条の光が差し込む。(PHOTOSHOP不使用)

ミクロス・ローザの音楽が聞こえそう。というのも、ベランダに出る直前までチャーリー・カークやジーザス・クライストの話をしていたからだ。

こちらは室内でもあり、一条なし。(^_^)

Green as emerald。

「一条の光」は、a ray of light/a beam of lightと言う。beamは動詞だと「輝くように微笑む」、原節子のような”日光り”である。そこでひとことー

  I caught a ray of light in my photo and it made me smile a beaming smile.

好きな寺 歌いなおし

市の外れの古刹は凡そ八百歳。手を入れたところを見せないような境内地管理。

🍂

  秋の寺 野百合枯れても そのまんま 陽浴びてゆらり いいところだね

Temple in the fall
Wild lilies all dead and dry,
Uncut, standing tall,
Sway and stop in a light breeze
The garden’s calm in the sun.

屋根に挟まれた陽光

新守護神

秋深し 今日この頃の 寺巡り

天高く 不定価格の 体たらく 

天候も季節もあるのでしょうが、国産のGINGERの値段を見て思わずギンガー!と叫び宇宙の果てへと旅をしそうになりました。そんな折り、FreeDictionaryから定期便のWord of the Dayが送られてきて地上へ戻りました。今日の単語はdishearten(落胆させる)というシリアスな動詞で、その例文には動詞undermine(弱体化する)もあり、中身を少し変えて、より地面に引き寄せてみたのがこれです。

  The ever-increasing prices and taxes dishearten people and undermine their hope.

  ever-increasing「増え続ける・止まらない」

 さらにUS first、基い、us firstとして、いよいよ吾らに引きよせんとすれば―

  The ever-increasing prices and taxes dishearten us and undermine our hope.

 で、知人に連絡したところ―

“Okey-dokey. No more Mr. Nice Guy ….”

おお、クラーク! 健闘を祈る。(^0^)
次は孫悟空やドクター・フーにも連絡してみむ。
  

猫のゴロゴロは人の?

10秒間ハミングすると、一酸化窒素Nitric Oxide(NO)が通常の10数倍増え、病原体pathogensを殺したり、血液に酸素を送り込みoxygenate the blood、細胞の修復を行ったりするrepair cellsという。その気になってやったところ、参加して馳走になった心地。残りの人生蜂にならん。(^0^)

以下ネットに引っ掛かったネタです。

Sounds good!

ストレス取り、リラックスなどの効用もあるようで、猫のゴロゴロは人のハミングと見たり。保険証不要の無料医療プラン。♪In the roaring traffic boom, in the silence of my lonely room I keep humming night and day…

NO is YES! かな?

Unseeとunlearn@茅ヶ崎海岸

茅ヶ崎のサザン海岸に打ち寄せる大波です。

 これ、なにか顔のようなものが見えると、それが消えません。
 見なかったことにするには努力が要ります。これなど、見えたものが強いので大変です。

 見えたものをそうでなかったことにすることを
  unsee
といいます。同じような使い方に
  unlearn
があります。これは一度習ったり覚えたりしたことをチャラにすることで、このまま静かにと思っていた自分がここ数年、非常にチャラチャラしており、かつまたUターンしたりして、脳内に想念雑念逆巻くこといとおかしいほどです。

 そこで、覚えられないなぁ、忘れっぽいわぁという方は、僕もそうですけれども、昔習ったり覚えたりしたことを確認するのでなく、それを違う角度から見たり考えたりする「脳活(?)」に取り組むのもいいかも知れません。茅ヶ崎の海獣をおだやかな海に返してやれるのか。いや難し。Time to go home.(^0^)

これは最近開花をはじめたショートなこんもりホトトギスで、「おや、お兄さん、おかえり!」と数十回、みんなで声を掛けてくれます。これをunseeしろと言われたってあなた。お、誰も言ってない。こりゃまた。(^0^)

北北西3

その昔、ヒッチコックのインタビュー本や批評記事を読み初めて分かったことなのですが、ヒッチコック自身は『北北西に進路を取れ』の原題の由来について、戯曲『ハムレット』の名セリフにあったと述べています。とてつもない運命の中で狂気を装うハムレットは、義父の新王の手先としてやって来た学生時代の友人たちに、次の言葉を返します。

   ”I am but mad north-north-west. When the wind is southerly, I know a hawk from a handsaw.”
   「俺が狂うのは北北西のみ。風が南ならタカと子サギの区別は出来る」

 風向きや鳥たちには、(真実を探す)ハンターのイメージがあります。(左官業者の使う「コテとパレット」の意味にもとれるようですが)。とにかく怪しいセリフです。
 『北北西』の主人公は、身に覚えのない不可解な出来事に翻弄され、周囲からcrazyと思われながらcrazyのように振る舞って真実をつかもうとしますから、Hamletと共通点があります。そして彼に何とか頑張って真実をつかんでほしいと観客を応援団にしてしまうヒッチコック監督の演出は、映像や言語面も含め秀逸です。

 子供時代のぼくにとって、ヒッチコック映画のタイトル、そしてポスターは抜群のインパクトがあり、タイトルを挙げるだけで今でも心躍ります。『知りすぎていた男』『間違えられた男』『めまい』『裏窓』『サイコ』『ダイアルMを回せ』『見知らぬ乗客』『疑惑の影』『鳥』『泥棒成金』『汚名』『白い恐怖』『ロープ』。まったく中身が想像できなかった『レベッカ』。そしてこの『北北西に進路を取れ』などに惹かれ、原題の意味が分かり始めると、それだけで内容に興味が倍増し、ミステリードラマに欠かせない滑舌の良さに助けられて英語でもファンとなり、今でも見続けている次第。

山茶花

daywalkerと言うと、昼間も歩けるバンパイアのことらしい。nightwalkerにしても何とかしないと。

円覚寺の入口でクリスマスカード用の写真を撮る。横須賀線の線路の反対側にある池のほとりに、白い山茶花が白昼の陽を浴びている。冬だなもうそろそろ。白鷺池(びゃくろち)と呼ぶとある。しらさぎいけでもよいような気もするがのう。

Sasanqua in the noonday sun