好きな寺 

市の外れの古刹。凡そ八百歳。手の入ったことを見せない境内地管理。

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  秋の寺 野百合枯れても そのままに ゆらり陽浴びる しずやかな庭

A temple in the fall
Wild lilies all dead and dry
Yet uncut, still standing tall, swaying
In a warm breeze and the garden
Is serene in the afternoon sun

屋根に挟まれた陽光

新守護神

秋深し 今日この頃の 寺巡り

天高く 不定価格の 体たらく 

天候も季節もあるのでしょうが、国産のGINGERの値段を見て思わずギンガー!と叫び宇宙の果てへと旅をしそうになりました。そんな折り、FreeDictionaryから定期便のWord of the Dayが送られてきて地上へ戻りました。今日の単語はdishearten(落胆させる)というシリアスな動詞で、その例文には動詞undermine(弱体化する)もあり、中身を少し変えて、より地面に引き寄せてみたのがこれです。

  The ever-increasing prices and taxes dishearten people and undermine their hope.

  ever-increasing「増え続ける・止まらない」

 さらにUS first、基い、us firstとして、いよいよ吾らに引きよせんとすれば―

  The ever-increasing prices and taxes dishearten us and undermine our hope.

 で、知人に連絡したところ―

“Okey-dokey. No more Mr. Nice Guy ….”

おお、クラーク! 健闘を祈る。(^0^)
次は孫悟空やドクター・フーにも連絡してみむ。
  

猫のゴロゴロは人の?

10秒間ハミングすると、一酸化窒素Nitric Oxide(NO)が通常の10数倍増え、病原体pathogensを殺したり、血液に酸素を送り込みoxygenate the blood、細胞の修復を行ったりするrepair cellsという。その気になってやったところ、参加して馳走になった心地。残りの人生蜂にならん。(^0^)

以下ネットに引っ掛かったネタです。

Sounds good!

ストレス取り、リラックスなどの効用もあるようで、猫のゴロゴロは人のハミングと見たり。保険証不要の無料医療プラン。♪In the roaring traffic boom, in the silence of my lonely room I keep humming night and day…

NO is YES! かな?

Unseeとunlearn@茅ヶ崎海岸

茅ヶ崎のサザン海岸に打ち寄せる大波です。

 これ、なにか顔のようなものが見えると、それが消えません。
 見なかったことにするには努力が要ります。これなど、見えたものが強いので大変です。

 見えたものをそうでなかったことにすることを
  unsee
といいます。同じような使い方に
  unlearn
があります。これは一度習ったり覚えたりしたことをチャラにすることで、このまま静かにと思っていた自分がここ数年、非常にチャラチャラしており、かつまたUターンしたりして、脳内に想念雑念逆巻くこといとおかしいほどです。

 そこで、覚えられないなぁ、忘れっぽいわぁという方は、僕もそうですけれども、昔習ったり覚えたりしたことを確認するのでなく、それを違う角度から見たり考えたりする「脳活(?)」に取り組むのもいいかも知れません。茅ヶ崎の海獣をおだやかな海に返してやれるのか。いや難し。Time to go home.(^0^)

これは最近開花をはじめたショートなこんもりホトトギスで、「おや、お兄さん、おかえり!」と数十回、みんなで声を掛けてくれます。これをunseeしろと言われたってあなた。お、誰も言ってない。こりゃまた。(^0^)

北北西3

その昔、ヒッチコックのインタビュー本や批評記事を読み初めて分かったことなのですが、ヒッチコック自身は『北北西に進路を取れ』の原題の由来について、戯曲『ハムレット』の名セリフにあったと述べています。とてつもない運命の中で狂気を装うハムレットは、義父の新王の手先としてやって来た学生時代の友人たちに、次の言葉を返します。

   ”I am but mad north-north-west. When the wind is southerly, I know a hawk from a handsaw.”
   「俺が狂うのは北北西のみ。風が南ならタカと子サギの区別は出来る」

 風向きや鳥たちには、(真実を探す)ハンターのイメージがあります。(左官業者の使う「コテとパレット」の意味にもとれるようですが)。とにかく怪しいセリフです。
 『北北西』の主人公は、身に覚えのない不可解な出来事に翻弄され、周囲からcrazyと思われながらcrazyのように振る舞って真実をつかもうとしますから、Hamletと共通点があります。そして彼に何とか頑張って真実をつかんでほしいと観客を応援団にしてしまうヒッチコック監督の演出は、映像や言語面も含め秀逸です。

 子供時代のぼくにとって、ヒッチコック映画のタイトル、そしてポスターは抜群のインパクトがあり、タイトルを挙げるだけで今でも心躍ります。『知りすぎていた男』『間違えられた男』『めまい』『裏窓』『サイコ』『ダイアルMを回せ』『見知らぬ乗客』『疑惑の影』『鳥』『泥棒成金』『汚名』『白い恐怖』『ロープ』。まったく中身が想像できなかった『レベッカ』。そしてこの『北北西に進路を取れ』などに惹かれ、原題の意味が分かり始めると、それだけで内容に興味が倍増し、ミステリードラマに欠かせない滑舌の良さに助けられて英語でもファンとなり、今でも見続けている次第。

山茶花

daywalkerと言うと、昼間も歩けるバンパイアのことらしい。nightwalkerにしても何とかしないと。

円覚寺の入口でクリスマスカード用の写真を撮る。横須賀線の線路の反対側にある池のほとりに、白い山茶花が白昼の陽を浴びている。冬だなもうそろそろ。白鷺池(びゃくろち)と呼ぶとある。しらさぎいけでもよいような気もするがのう。

Sasanqua in the noonday sun

THE A-OKAY SHRINE

ゴルファー青木功選手は英語圏で「エィオゥキィ」のような発音で呼ばれているという。「最高」の意味のA-OK/A-okayと半ば共鳴させたニックネームだ。
 市境いを越えて横浜市に入り暫く歩くと栄区の青木神社がある。もちろんその名故に僕はA-Okay shrineと無許可で呼んでいる。

石段の天辺の木々の間から富士さんがよく見える、というか、よく見える季節になった。石段の要所要所に段数が記され、登り切ると左手に望遠鏡が置いてある。広くはない境内には祠をはさんで狛犬が2頭。横にはグッズの店がある。しばらく行ってないなぁ。まだ犬君たちはマスクを付けているのかなぁ。すたこら行ってみようか。

北北西2

ヒッチコック映画の和訳タイトルのように、「北北西に進路を取れ」と言われれば、前回最後の画像のような矢印の方向に向けて「ラジャー!」となるのが日本語です。
 ただGo north by northwest.という英語指示には問題があるようです。それは「北北西」の略号、

  NNW

のように、そのまま

  North-northwest.

と伝えるのが正式だという大方の主張があるからです。
 理由は、大元の海洋用語は全て「by無し」だからです。ship「船」は海のみか空ではairship「飛行船」、さらに上空ではspaceship「宇宙船」に応用され、動詞navigate「操舵・操縦・航行する」は陸海空宇宙で利用されています。ですから「船ではこう言う」という意見には歴史的重みがあります。それに(宇宙はともかくとして)、North by northwest.という指示だとbyのあとまで待たねばならず、North northwest.の簡潔さが好まれるのは当の然ではと思われるのです。ただ、「by付き」の使用例を挙げる説も一部ありーーこの映画タイトルの影響か? I choose not to choose.です。

 更に、この何ともてんやわんやのロマンチックアクション人違いサスペンスマザーコンプレックス克服物語の初稿段階では、最終地点がアラスカで、ニューヨークから「北北西」の方向にあり、それにNorthwest社の名を利用して両義的な意味を持たせたという話もあって、このタイトルは作品同様「大問題作」なのです。

 フーッ、どうも疲れる話で、四分の三まで来ましたが、残りは恐縮ながら次回に(^_^;)・・・

YesterdayのワーキングタイトルScrambled Eggsは有名。この作品のヒッチコック監督のオリジナルタイトルはThe Man in Lincoln’s Noseで、逃げる男がリンカーン像の鼻の中でクシャミをする場面を想定していたが、当然ながらスタジオ側にvetoされたとのこと。