まだ「そこ」までは

not there yetで「時期尚早で」と言えるでしょう。心の描いたthere(そこ)を使った表現。相手の要望の示す「地点」を見据えています。mask order(マスク令)をlift(解く・外す・解除する)という声に対する州知事の返答。州民主主義も命懸けです。

日々のライム

ノートブックの表紙にHOT-SPOT  

hit the spotは「 (主語が)とっても美味しい・効く~~~」(現在も生きるイディオムです)

1937年スタートの缶詰ミート。WWIIで大ブレーク。これは戦前か戦後か。出勤時か帰宅時か。朝ならSPAM and eggs、昼ならSPAMwich、夜ならbaked SPAMと勧める広告もあり。


パンデミック収束(?)と30年前のスーパーボウルの関係

米国2州の知事が、学校・ビジネス・日常をすべて元に戻します、マスクは強制しませんという宣言を出しました。これはそれを伝えるある記事のヘッドラインです。センセーショナルな見出しはともかく、そのすぐ下に、「第27回スーパーボウル」のローマ数字が目につきます。

Texas, Mississippi pretend that the pandemic is over (but it’s not)

Texas Gov. Greg Abbott and Mississippi Gov. Tate Reeves are celebrating prematurely – just like Leon Lett in Super Bowl XXVII.

prematurely: 時期尚早に

気になったのは最後のフレーズ「第27回スーパーボウルのリオン・レットのように」just like Leon Lett in Super Bowl XXVII.という部分です。

このアメフト選手が引き合いに出されたのには何か訳があるはずです。私はこのスポーツの熱心なファンではないのでオンラインしたところ、こうしたビデオクリップで(複数有り)その理由がわかりました。

https://www.youtube.com/watch?v=U6gmDtVYdLA

レット選手は、相手チームのファンブルしたボールを奪い、追ってくる選手たちをかわして得点間違いなしとばかり片手でボールを下げて持ち、タッチダウンを決める寸前に、敵の選手がそのボールを叩き落としたのです。上のリンクで、その残念な瞬間を観ることができます!

「お祝いするのが早すぎた」というのがこのクリップの教訓ですが、レット選手はテキサス州に本拠を置くダラス・カウボーイズ所属。
 つまり問題の箇所は、”時期尚早な”テキサス州知事の宣言を、レット選手の出来事にリンクしたという、念の入った短文なのでした!

同じテキサス州ヒューストンのNASAコントロールセンターが過日に成功させたタッチダウンは記憶に鮮明ですが、このリオン・レット”事件”は何と1993年1月31日のこと。それが21世紀に入って20年以上経った今、ヘッドラインのすぐあとに使うことができるとは驚きです。とはいえ、スポーツ記録は米大衆文化の一端を担っています。これもその1例ととらえて間違いないでしょう。

誤植

五食と言えば録音をするスタジオと同じフロアにある社員食堂(cafeteria)の略称で美味しい響きがあるのですが、誤植(typo「タイポゥ」)はまずいわけで、それがこうした形で見つかると、私はまずさより人間味を選ぶ傾向があります。ここにその例があります。

eye: 検討する(新聞用語) hybrid: 混合の

これはオンラインで流し読み中に引っかかったもので、頭で読めばmake senseもmakes senseもほぼ同じ音であり、それが書く者・読む者の目をあざむくのでしょう。Does it makes sense to you?

へリコプターペアレント

ペアレントは英語のparentが日本語化したものですが、この言葉の主と僕が初めて遭遇したのは高校時代で、場所は手売島のユースホステルだった。列車で札幌から深川、そして留萌、そこから当時は目的駅の羽幌まで鉄道があった。羽幌からフェリーに乗り換えて手売島のYHまで行ったのだが、責任者がペアレントと呼ばれていた(今もそのようだ)。ペアレントの指示に従って・・・といった説明が旅行ガイドブックに載っていた。手売のペアレントは確か若林さんという方だったが、暖かく迎えてくれた。表札にそうあったから覚えている。中林さんだったらごめんなさい。
 往き帰りの荒れた海、オロロン鳥が住み着いた断崖絶壁の他に、部屋でのベッドメーキング指導が目新しかった。角にしっかりシーツを押し込める、英語で言うhospital cornersのような方法を実際に教えてくれた。お世話になりました。このあたりから「ペアレント」なる語がスタートしたように思う。

600年ほど早回し。同じペアレントでも、helicopter parentという言葉が英語の語彙に入り込んでいる。ヘリコプターペアレントとして日本でも飛び交い始めているかもしれない。要するに、子供の家庭生活と行動範囲全てに、上方から目をこらし、環境を整備してやり、周囲に口を出して、何としてでも成功への道を敷いてやる親といった、戦略的な響きのある言葉なのだ。1969年に生まれ、2011年に辞書の殿堂入りを果たしたという。
 その他、トラブルを未然に防ぐため、あらかじめ道を作り整備するという意味合いのsnowplow parent(除雪車ペアレント)、bulldozer parent(ブルドーザーペアレント)、lawnmower parent(芝刈り機ペアレント)といった言葉も生まれている。
 そして、このタイプで最新のペアレントとして殿堂入りを狙うのが、drone parentで、目立たず行動出来ることから、ライバル化し、ヘリを落とすのは目に見えている。

以上、親と気付いて取り上げました。

ピーター・ヴォン・ゴムさんのYTとポッドキャスト番組

米国出身の声優Peter von Gommさんがユーチューブとポッドキャストの英語番組を始めました。Serial Talkerという名で、クライム関連の恐めのお話を聞くことができます。CM、アナウンス、英会話楽習など、幅広く活躍していらっしゃいますが、よく時間があるなあ。以下リンクです!

YT

https://youtube.com/channel/UCVv5X_tcJoNErw5isUOcVXQ

PODCAST

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/the-serial-talker-podcast/id1548239093?l=en&i=1000504924090

タイガー・ウッズ事故のヘッドラインが・・・

ヘッドラインの
  a long shot
は、的までの距離が長いというイメージから、
  成功の確率が低い
という意味合いで慣用句化したものです。

 ただ、「成功の確率が低い」とズバリと言わずに、ウッズの再度のカムバックは「的まで長い距離がある」とぼかし、「的に当たらないとは言っていない」といったメッセージを送ることができる、というあたりにイディオムのパワーがあります。

 ただ、しかし、ゴルフ選手についてこの慣用フレーズを使うのは、それもこうした深刻な内容の記事の見出しに入れ込むのは、ちと公平を欠くような気がします。I feel it’s a little unfair.といった気持ちです。
 もちろん、通常、Her recovery is a long shot.のように頻繁に使いますが・・・ I hope he gets better soon.

 
 

loose food(ゆるいフード?)とは

ゴミゼロ、zero wasteの特効薬にloose foodがあるという。

太古、買い物によく行かされた。「アイビキ200ね」などと頼まれたことを思い出す。デヴィッド・リーンの映画でないことはわかっていたが、意味も知らずに肉屋の店頭で大きな声で注文をしていた。loose foodとは、「ゆるい・だらしない食べ物」ではなく、当時の食品の有様、つまり「あらかじめ包装されていない食べ物」のことを意味する。あの頃はみなlooseでだった。新聞紙や竹の皮で包んで手渡されるときのしっとりした感触を覚えている。

ちなみに
buy loose food
は、そういう食品を買うこと。

buy food loose
は、「ルースの状態で食べ物を買う」つまり「食品を包装されていない状態で買う」ということ。

buy food by weight
は、「重さで食べ物を買う」「量り売りで物を買う」という意味。

今、市場で買い物をするのが好きな私は、「腿肉の挽肉200」などと言っている。当時と幾星霜後の今と、声だけが変わったような気もする。ただ、お使いではないのと、団子にして味噌汁にして10数分で出来るようになったところは大きな違いだ。

注: 日本語になっている「ルースフード」(大きなフード)は英語ではloose hood「ルーsフッd」。