今日の『ラジ英』 マインドとハート

今年度も『ラジオ英会話』を担当することになりました。Katie、Jeffのお二人も一緒です。どうぞよろしく。今月は好き嫌いをどう表すかがテーマです。

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今日はハイクと俳句にはまっている女性と山歩き大好きの男性との会話です。最後に二人の明日の予定が同じだということがわかり、Great minds think alike!(偉大な頭脳の考えることは同じですね!)と女性が発します。この決まり文句は、偉大な頭脳を持たずに使えるユーモア表現で、例えば、あなたもグアムへ旅行を!といった場合にも使えます。また、仕事で互いにアイデアが同じという場合にも、讃え合うように、あるいは慰め合うように、使うことができます。

このmindという英語、個人的には子ども時代に遊びで習った「ドンマイ」(気にしない)が最初で、Never mind.が適切であることを高校の英語クラブに入って了解。名詞のmindは、中学時代、レイ・チャールズのヒット曲I Can’t Stop Loving Youの”So I made up my mind to live in misery…”という悲しい決心をするところで授業での情報を確認。日本語では「心を決める」、英語では「自分のマインドを作り上げる」で、マインドの場所はというと、She is one of the greatest brains/minds of the 20th century.と言うように、brainとmindが交換可能なことから、between your ears(頭の中)にあって、「頭脳、思考、記憶、知性」などを表します。

ただ、こうしたmindの持つ機能を、古英語の時代にはheartが司ると考えられていて、現在その唯一の名残りとして、learn by heart(暗記する)というイディオムがあります。ただ、heartにもmindの持つ機能があるという研究が現在なされているようで興味あるところです。いずれにしても、Put your heart and mind into learning! マインドとハートをフルに使って今年度も学びを!

4 thoughts on “今日の『ラジ英』 マインドとハート

  1. 現在、ポーランドに駐在しているためストリーミングで聴いています。遠山先生のアイデア満点の講座が大好きです。ストリーミング学習者の今年度は来週より開始ですが、今年度もよろしくお願いします。

    • 遠くからありがとうございます。以前にモスクワからもメールを頂きました。国際的にご活躍のご様子、素晴らしいですね。ご長男もお元気ですか。こちらこそ来週からまたよろしくお願いします。今満天の星を見つつダブルマンテンとなりました。

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