番外 8で終わる話

寒い日、地元のバーの外に出来た水たまりに釣り糸を垂らしている老人を見た男性が、一杯おごろうと・・・。お決まりのパターンで、語ってみようかとさえ思わせるシンプルな構成です。

old dude: おっさん じいさん(old manに置き換えるも良し)
humour(英)humor(米) humor 誰々 機嫌を損ねないために誰々と調子を合わせる 誰々の機嫌を取る 

以下参考まで。この2点は、語りより読みをにらんだものです。文体から見て、暗誦するより読む、あるいは読み聞かせるほうが自然です。

これはやや長くしたもの: http://www.jokesoftheday.net/joke-Fishing-in-a-puddle/2019081598

これはストーリー化したもの: http://tellfunnystories.blogspot.com/2010/10/fishing.html

8⃣ 1から10までの数で、大きく、かつこれからも増える、という印象を与えるものは8でしょうか。
日本語の「八」は末広がり。そして数字の8をかしげれば「無限」に近くなります。

もう少し楽シュリー

ラグジュアリー! 豪華絢爛贅沢至極金銀砂子にダイアの粉末をまぶしたような響きが有ります。

そこから濁点を取り、アを外すと、英語として通じます。

有り難いもの、そう滅多にあるものではないもの、贅沢と呼べるものを表すa luxuryを使って、たとえば

  I got to have two days off. It was a luxury. 2日休みがとれた。有り難かった。

また、パターンhad the luxury of …(ing)は、・・・という滅多にないものごとに恵まれたという意味で

  I had the luxury of meeting and talking to my hero.  自分のヒーローに会い、話をするという贅沢な体験ができました。
  We had the luxury of time. They didn’t. 我々には 時間がたっぷりとあった。彼らにはなかった。

のように使えます。

どうしてもラグジュアリー!になってしまうという方は、その原因となった形容詞、

  luxurious「ラグジュウリウs」

で我慢しましょう。

Years ago I had the luxury of enjoying a long sleepy moonset. It was such a treat.

時間を共有したい人と知識を与えたい人の漫画

The New Yorker誌によくある”静かな”漫画だ。

「どんな意味なのかな、と言ったの、どんな意味か教えてとは言わなかった」と女性が男性に伝えているようだ。

男性は、抽象画の意味を”教える”という面倒な(かつほぼ不可能な)”課題”を難なくこなし、女性の賛辞を当然のごとく待っていたのだろうか。Hmmm. Those dots are interesting, aren’t they?のような反応を返したほうが水平な間柄でいられたのではないか。

一方は、しばし言葉のやり取りをしたかったのだろうか。相手に、どう思う?と訊いてもらいたかったのだろうか。
もう一方は、自分の問題解決志向過多をしばし見つめ直すのだろうか。相手の言葉へどう反応すべきか、考えているのだろうか。

こうして2人は立ち続けるのである。

8の付く英語表現3 「週に8日」 

1週間に・・・日、この・・・部に7より大きな数字を入れた言語遊戯の例を2つ知ったのは、60年代にリリースされた2曲のタイトル。

  1962年 「一週間に十日来い」 五月みどり

  1965年 「エイト・デイズ・ア・ウィーク」 ビートルズ

いずれも恋の歌で、切ない想いを愉快に表した題名は印象に強く残っています。

Wikiなりですが、前者は歌唱時に瞬間視聴率85.3%を叩き出し、これは史上最高記録であること。
後者は由来がリンゴ・スター説よりポール・マッカートニーの運転手説が有力であること。

eight days a weekは、一般化した慣用句というより、「ほら、あのビートルズの歌のように」といった気持ちで使われます。

通常よく使われるのが、

  He’s working 24/7. 彼は年中無休24時間営業中です。
  She’s working round-the-clock. 彼女は24時間ぶっ続けで仕事しています。
  They work all day and all night. 彼らは昼夜兼行です。

熟語ですから文字通りではないにしても、超の付く忙しさが伝わります。

  

名言と迷言

過つは人の常なり 許すは神の如し

  To err is human.
  To forgive divine.

これをもじったのが

  To err is human.
  To purr feline.

「転ぶは人の常なり ゴロゴロは猫なり」 feline: relating to cats, or like a cat  

FElineは名言のdiVINEとライム。

errは、「エɚ」と「 ɚ:」があるので、名言はどちらでもよい。
迷言はerrとpurrがライムするように仕組んであるため 「 ɚ:」 「 ɚ:」 と発音を。

過去の経験からだが、「エɚ」 しかないと思っているネイティブが大変多く、There seem to be two ways (to pronounce the word). と説明せざるを得ぬとき有り。

伸びをしてからやって来てゴロゴロとなることが多い

Itty.

流行語 today years old

あなたの嬉しいが見つかります、といった言い回しが流行・定着している。でもその”嬉しい”方式を会話に取り込んだことはない。世代的なものかもしれないけれど、そう話したらと考えただけで、身をよじるような気恥ずかしいcringyな気持ちになる。

このところ氾濫中のtoday years oldにも、このcringyな気持ちが伴う。意味は「今日初めて何かを知った・した」で、

  I was today years old when I found out galakei is a blend of Galapagos and keitai.

のように使われ、ソーシャルネットワーク上に広がっている。訳は(X)「ガラケーがガラパゴスと携帯の混成語だと今日初めて知った」とノーマルで標準的な日本語にするのは控え、珍訳を試みれば、「・・・というのは知りたてのホヤホヤ」的な感じだろう。

todayとyears oldがまるで合わない。”今日歳”と言われても・・・。

そのどこか幼稚な不条理を楽しみながら書いているネイティブスピーカーが沢山いるようだが、実際に口に出せば、周囲で眉が上がり、眼がぐるりと回り、口許が下を向きそうだ。Stevie Wonderのヒット曲の”Yester-Me, Yester-You, Yesterday”(1969)を聞いたときにも感じたあのフィーリング。

頭のどこかで思い付いて捨てた思い付き。捨てずにデジタル化するとどこからともなくlikeが来る今。そう言うぼくは。

武濤洋さんの本

リスナーだったと仰る武濤洋さんが新著2冊を贈ってくださいました。

大変難しい症状のようですが、番組が改善の一助になったとのお手紙も頂き、驚いています。微力でもお役に立ったのであれば、a big happy surpriseです。

お礼に連絡差し上げたところ、お元気なご様子、何よりでした! ご静聴多謝!

8の付く英語表現 2 「ちょっと9杯目」

8分の1を英語では

  one over eight

英語では分子が先です.

語順通りに訳せば「1が8の上」。

少し飲み過ぎた状態であることを

  He’s (He has) had one over (the) eight.

と表せます。こちらは分数ではなくって、「8を越えた1を持ってしまっている」、「8を1つ越えちゃってる」という意味で、ビールと関連のあるイディオム。語源は、1パイントのビール(約0.47ℓ)は8杯を越えると酔いが始まるという俗説によるとあります。西洋のものにはアルコール度数が4.5あたりのものも多いとのことで、そのせいか、10年を越えて下戸のぼくには、日本のビールの影響力を8のしばらく前に感じていた記憶があります。

「あの8」というthe eightのtheを取って裸の8にしたほうがミステリアスな響きがあり、何々? 彼は1つ8を越えて・・・あ、多分ああいうことだろう、と思わせるに十分です。

もうすこしはっきり、しかし「ちょっと飲み過ぎてる」まで行かずに、

  He’s had one too many.

という表現はお馴染みです。訳も

  「1つ(1杯)多すぎる」

あたりだと英語のレベルと合うようです。

He’s drunk/had too much (beer).やHe’s a little drunk.といったズバリ切り込む生々しき表現を避けることができるイディオムに乾杯。

8の付く英語表現 1 「第八の不思議」と大谷選手

Eighth wonder

世界7不思議The Seven Wonders of the Worldに加えたい「8つめの不思議」The Eighth Wonderという意味で、建物から人物まで、驚異的な存在に使われる表現です。

2021年ならさしづめ、元北海道日本ハムファイターズ、現ロサンゼルス・エンジェルズの驚異的野球選手大谷翔平さんを

  Shohei Otani is the eighth wonder of the world.

と呼んでよいのではないでしょうか。

そしてその大谷選手と並ぶ驚異の人物、といってもこちらは彼の100倍、自由の女神の倍ほどの高さを誇る不思議な偉人像

  the Statue of Unity (インド。2018)

があることを知りました。(偉人像の委細:https://en.wikipedia.org/wiki/Statue_of_Unity

「キング・コング」(1933)は言うまでもなく、見逃した「怪獣ゴルゴ」(1961)も、the eighth wonder of the worldと宣伝されたとのこと。

そして日常英会話。遠慮せず、たとえば餡が極上で安価きわまる鯛焼きをこう呼んでもよろしいのです。

AよりBが良いがAもしっかり良いという時・・・

ネイティブスピーカーは子供時代にしばらくgooderをやって卒業します。使用感は

  「あるものAがgoodで、Bもgoodで、両方較べると、B is gooder.だ、Aは変わらずgoodだが」

一方betterには、いわば大人の眼があり、B is better.と言ったとたんに、Aの良さが減る印象がぬぐえません。そこで両者を立てたいという場合に”大人”は、

  B is even better.

とひとこと加えて一応丸く収めるわけです。(それはそうであるのだけれど、gooderには暖かくドッシリとしたパワーがある。)

比較級gooderが載っている辞書もサイズによってはあるので(もちろん標準用法とはほど遠いのですが)、使わずとも、その気持ちと、even betterは覚えておきましょう。