会話に出ない英単語「蒲焼き」

ウナギの蒲焼きに当たる英語として、
  spitchcock
があり、辞書にちらほらと、

・an eel that has been split and grilled or fried 裂かれ、直火や強火で焼くか揚げられたウナギ
・Split and grill or fry (an eel or other fish). (ウナギや他の魚を)裂いて焼く、あるいは揚げる。

・Until October 1st, the spitchcock exports to Japan recover after stopping two months.(2ヶ月とどこうったあと、日本への蒲焼き輸出は10月1日まで持ち直す)

のような説明や例文があるが、認知度は低いので、使うと恐らく質問が来ます。grilled eel、あるいはkabayakiあたりで言い出すのがよいでしょう。

鶏を開いて焼く「鶏の観音開き」は火が通りやすい焼き方ですが、英語にspatchcockがあります。これも知る人ぞ知るレベルです。

語源面では、spitchcockが15世紀で、spitchがspitかstick(両者とも「串」)、cockはcookか? この「串」ですが、日本の蒲焼きの語源はウナギをぶつ切りにして串に刺して火の周囲に立てた様子が蒲に似ていたことで、西の方角でもやはりそうしていたのかという疑問が湧きます。
spatchcockは18世紀で、dispatchの原義「急ぐ」(火が早く回る)とcockは「鶏」? といった説がありますが、定かではない。

では最後にwordplayの基本、knock-knock jokeでカバーしましょう。

Knock, knock.
 Who’s there?
Eel.
 Eel who?
Eel meet again!

One thought on “会話に出ない英単語「蒲焼き」

  1. There you go, fantabulous, Ken-sensei!
    I’ve never heard of the word “spitchcock” before.
    Thanks, well why not enjoy grilled eel for dinner?
    Taka,

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