私が「マザーグース」の諸作品を知り始めたのは18歳でしたが、10数年経って手に入れたMother Gooseというレコード(1958初版発行)は、それまで私が抱え持っていたイメージ全てを崩し去り、そのプレゼンテーションの凄さに、私は取り憑かれてしまったようで、その魔力は今も全く衰えていません。
そんな気持ちをhauntという動詞で、This record haunts me.と表せます。The house is haunted.と言えば「あの家は霊に取り憑かれている」ということですし、ディズニーランドにはThe Haunted Mansionがまだあります、ね?(ありませんでした。あの西の幽霊や言葉遊びに溢れた英語アナウンスの完訳は骨が折れるかもしれません。)
007『ロシアより愛を込めて』の同名の主題歌には、♬私は幾多の場所、顔、微笑を見てきたが、oh, you haunted me so … という部分があり、私のhauntとの出会いは多分この曲のように思います。
そのレコ-ドMother Gooseがこれです。レコードは持ち主と共に劣化中ですがそのパワーは不滅です。
そのレコードを、米国のトークショウTonight Showで、「ブラックリスト」のジェイムズ・スペイダーが紹介していたのには驚きました。これがその様子です。
スペイダー氏は4歳で初めて聞き、The whole record haunts me.と語っています。4歳と20代後半という差は大きいですが、このレコードの取り憑き度の凄さを改めて感じ、同時に彼のファンになりそうです。はは。