7月に見た

滅多に映画館へ行かなくなった。「多」が「滅」したのである、まさに。ただ滞在中にRegal Cinamaで3本も見てしまった。皆、立派なものだった。

1 Sound of Freedom
チャイルドトラフィッキングがテーマの問題作とされているが、謎解き、スリラー、活劇など、多くのアングルから見ても秀作。主人公が数度流す一滴の涙の輝きと重さ(?出鱈目タフォー)が見事。米国のみ公開,。ポスター撤去、上映館制限というハンディを越え、第一週でハリソンやトムをアッと言わせる興行成績となり進撃中だ。

2 Oppenheimer
マンハッタンプロジェクト指導者がかもし出す、存在の耐えられぬほどの曖昧さと多義性。その量子力学者が辿りつく曖昧のあの字もない実験の成功と、そこに見える監督の立ち位置に、客席は静まり返った。

3 Indiana Jones and the Dial of Destiny
60年代、年を重ねたジョーンズはまだ学校で教えていた。蛇嫌いも治っていない生涯現役。何だか辛そうだが、急に何十年も若返ってドンパチとなる。CGIだけでなく声も若く出来なかったのかな。予算かな。ピーター・ジャクソンのKing Kongでも、クライマックス、厳寒のNYCでは、屋外、厚着の人間やコングの吐く息の一筋も白くなかったな。元に戻ったジョーンズを見るのは辛かったが、最後のまとめの場面があってホッとした次第。お疲れ様。

劇場には今年もスタジオジブリフェストのお知らせ

Inevitably Ghibli

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