イタドリの思ひ出 1

よく渡る橋のたもとにイタドリが群生している。

イタドリは「痛みを取る」という語源説が有力な植物で、

現在花期のピークだ。薬草として、食用としての歴史があるという。

 この美事な”雑草”は、14歳から2年ほど、姉、祖母と一緒に住んだ水戸市堀町の家の庭の片隅に生えていた。というのは姉の記憶で、ぼくはそのイタドリの茂みをほとんど何も覚えていない。
 巨大な収集癖のあったイギリスが、この草を持って帰り、Japanese knotweeds「日本節雑草」と名を付けて(まあ節があるので仕方がないとしても愛なき命名)、それが大繁殖した結果、現座までinvasiveだaggressiveだと呼ばれて忌み嫌われている。weedsと名付ければ愛でる気も起きにくい、芽出るばかりで。心にわびもさびもなくただ旅のお持ち帰り、あとは野となれ山となれか。There’s nothing British in the British Museum.というピリ辛のユーモアをどこぞで聞いたこともあるし、、、、、と悪口三昧になるのも、ぼくがこの花(あえて草と言わず)の華美に走らぬ姿を描いたある絵に、思い出や思い入れを持っているからかもしれない。


 

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