12月のコンサートの演し物のひとつ「辛口川柳」の打ち合わせのために、旧友の坂巻君を訪ねた。有名新聞当選120数作品について、あれこれ面白い話を伺いながら実に楽しい時間が過ぎた。その中から舞台用に選んだ時事川柳を、室井さんの琵琶とぼくの”歌”で、どう表すかは、密かな楽しみになっている。が、こう書いてしまえば、密かではないのだけれども。
帰路、気になってしまった終点の一つ前の駅「尻手」で降りてしまった。
「しって」と読む。ローマ字表記はShitteで、あれ、システムを知らない英語スピーカーなら、そうは読まないのではないかなあと、お節介心も手伝って、どうにも止まらず停まってしまった。南武線川崎から八王子方面へ向かって一つ目だ。
ここまで読んで、語源を知りてえものだという方は、「尻手 語原」へ直行されたし。

雨降り傘なしのため、駅外を5分ほど徘徊。自由気まま感あり。


構内の展示物に目が行った。子供新聞である。ぼくはその紙面に、子供らしくない、大人に引けを取らぬ言語遊戯を見つけ、慄然としたのだ。

お友達になれるかも知れない。

西武池袋線沿線に住んでいた頃、快速が飛ばす池袋のひとつ前の「椎名町」に、ほのかに惹かれていたことがある。「一つ目小町」という言葉がある。メジャーな駅のとなりの小さな駅のある町のことだ。オンラインすると、one-stop-away townという名があった。little hitotsume townなんかも良いかな。どちらも説明が必要なのだから、後者は日本語混じりで雰囲気が出るかもしれない。
というわけで、ぼくは「尻手」をちょっぴり見知ってしまった。

