鈴木清順監督の痛快作『ツィゴイネルワイゼン』にも見え隠れする極楽寺駅にある極楽寺は好きな寺。
極楽を前に大きな顔をしておるが、それもそのはず角筈ホール。門前に立ててうれし。好きな茅葺きの山門が整髪されておる。門から本堂への短い参道は好きだった。今はきれいにならして美しいが、昔は凸凹。石と土と足との闘いの道。豪雨の日など天国への道はそれなりに厳しかった。裸の桜並木を歩けばすぐ猿滑り・サルスベリ・百日紅・さるすべり・crepe myrtle(これで一本)。これがまあ元気で益々大きくなってよく整えられていた。珈琲の店が閉まっておった。境内写真撮影厳禁。以前からそうだったか。とにかく小さな境内は極く楽に回れる。朱印はgaudyでなくcool也。桜と百日紅の花をば見に戻らん。
♪Heaven, I’m in Heaven
And my heart beats so that I can hardly speak.
にしてはよくしゃべっておる。