柘植(つげ)を見ると思い出す

柘植を見ると思い出す。髪を刈らねば。

所用で上京。うまく行き、その帰り道。角刈りの柘植の生け垣。初夏の光。

英名はboxとかboxwoodで、見ての通り説明不要。片や「つげ」は「次」から来たという語源説あり。kaiが海だからハワイ語と日本語は親類だと小躍り(まではしなかったが)しそうになったあの時代が懐かしい。つげ義春もいた。
日本語の語源を知って踊ったことはあまりない。印欧語族のように、包んでもらってもいいと思えるような大きな安心毛布がない。大風呂敷でもいいから何とかならないかな。
次の通りには「ナイルの百合」が並んでいた。

そよ風にぶれる蕾。Summer’s bursting. 夏はじける。
この花の名、おなじみアガパンサス。
英名lily of the Nileとは、大見得切りだが良い名。数本切ってクレオパトラに持って行きたい夏の昼。
African lilyという名もある。
agapanthusは新ラテン語で「アガペ」(愛)とanthos(花)が合体させたものという。豪華絢爛。

花の名を知ると自分のものになったような気がする。言葉の力は所有の心。ロミオでなくてもロミオだし、知らなくても「あの花」であり「我が心の花」ではあるのだが。
単語も知ると所有したような気になるが、あれこれくっつけて口に出すまでは話にならないことは試験世界から離れるとよくわかる。

大通りに入ると立ちくらみを覚えそうな立葵の襲来。少し食べてもよいかなと思うほど空腹なことに気が付く。

Holy hollyhocks!  

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