仮定法は4歳児にだってわかる ひとっ走りして4歳児を一人見つけて来なさい

このタイトルは米国屈指の喜劇人グラウチョ・マルクス(我が国ではグルーチョ)の名あるいは迷セリフ

  Why, a four-year-old child could understand this report. Run out and find me a four-year-old child. I can’t make heads or tails out of it.(なあんだ、このリポートは4歳児にだってわかるじゃないか。ひとっ走りして4歳児を一人見つけて来なさい。私にはちんぷんかんぷんだ)

をひねったもの。

仮定法なんて試験をパスすればあとは要りません。現実の話こそ・・・という話をよく聞く。

 I wouldn’t go to the event.(私ならそのイベントには行かないなあ)

 I won’t go to the event.(私はそのイベントに行く気はない)

最初が仮定法の物言いで、私がその立場だったら、という設定をした上での話であることがわかる。冒頭の

  a four-year-old child could understand this report.

のcouldに、ここに4歳児がいたとしたなら可能なのだが、とか、4歳児に見せたとしたら可能なのだが、といった気持ちがまとわりつている。

 機内での飲酒による蛮行が問題視されているUSA。ニュース番組がそれを取り上げ、子どもに意見を伺うというクリップを作った。これはsubtitle(大和の国でテロップ)付きの、その反応だ。

この方たちはfourより少し上かもしれない。というわけで、トピックが現実か仮想かを気にしながら話すことが英会話で不要な誤解を避ける大きなポイントになります。

2 thoughts on “仮定法は4歳児にだってわかる ひとっ走りして4歳児を一人見つけて来なさい

Toshiaki Morota へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です