異動と”牧場”

It’s time for annual personnel changes.  異動の季節です。

お世話になっている方々の中から異動や転職の知らせを頂いています。

異動の場合、be moved toの形が手っ取り早く、かつ標準的で、have beenの形で、例えばI’ve been moved to a new section/a new project/a new team/sales/the Tokyo branch/Fukuoka/Taiwan.と言えば、辞令をもらったところ、あるいは移ったところ。She has moved to sales.なら、営業販売へ異動してこの部・課にはいない(自主的なイメージがありますが辞令があったということ)。He was moved/He moved to the main office and things have been hectic.と言えば、過去のある時点に本社へ移り、以来てんてこまいになっているということです。

その他、I’ve got a transfer to Fukuoka.なら、福岡へ転勤の辞令が出ていることです。

転職だとchange jobs、職種も変わるならchange careers、make a career changeというフレーズがあります。

”新たな牧場へ行く”という慣用表現もあります。

「禄を食む(ろくをはむ)」とは俸給を受け(て生活をす)ること、「草を食む」なら牧場(pasture)の光景ですが、そのイメージが人間の生活や仕事に重なったのでしょう、pastureの複数とnewとを組み合わせてnew pasturesというと、「新しい仕事の場」を指します。これまた、ある牧草地を食べ尽くして次へ移るイメージがあります。これだけでより良いという意味があり、そうでないという場合も言葉の綾として使われます。より良い点を強調したgreener pastures(より緑の牧場)なる表現もあり、

He’s giving up his job/quitting his job and moving on to new pastures/greener pastures.

と言えます。英国英語を中心に、new pasturesを倒置した、文学的香りも漂うpastures newがあり、

She quit her job and left for pastures new.

と言えます。仰るときにユーモア少々を表情に加えるとベターです。

2015年4月3日コナ 078 Bees and clovers forever.

ところで、遠山は夜遅くブログを書く癖が付きつつあり、ベッドタイムを過ぎているぞ、と自ら注意するも耳を貸さず。そこで一句。

Knock-knock.

Who’s there?

Pasture.

Pasture who?

Pasture bed time.

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