今週の『ラジ英』 英国女王のユーモアとreassuringについて

水曜日のダイアログでは、タイを訪れているシャーリーとハーヴィー夫妻が、象の保護地区を訪れるグループツアーに参加するかどうか相談しています。ヘビが心配だと言う妻に夫は、(トレッキング)ステッキできみを守るよ、と伝えます。それに対してシャーリーが

S:   That’s not very reassuring.

と答えています。

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動詞reassureはCambridgeのonline辞典に

to comfort someone and stop them from worrying

とあります。「人を慰め元気付け悩みを取ってやる」。その形容詞としてreassuringがあり、ここではnot very reassuringで「それほど元気が出ない、あまり心強くない、それほど安心出来ない」という意味になります。

ちなみに上の定義を見なおすと、someoneを受ける代名詞がthemとなっています。これはsomeoneをhim or her(性別は両方考えられるので)といちいち断る労力を省く”手”で、会話、書き言葉、そしてこうして辞書でも使われています。

このreassuringに関連して、英国の女王エリザベス2世にまつわる逸話(anecdote)があります。女王が犬の散歩に、あるいはどこかにフェアでしょうか、シチュエーションは2,3あるようですが、ある市民が警護のミスなのか女王と鉢合わせの状態となり、驚きながら彼女に

You look awfully like the Queen! (おそろしく女王と似ていますね!)

あるいは

My, you certainly look like the Queen!(何と、女王と実によく似ていますね!)

と言ったとか。この発言にすぐさま女王は、

That’s reassuring.

と応えたと言います。

これは”似ていなければ大変なことになる。よかった”という気持ちで言ったもので、「それは心強いですわ」などと訳せるかもしれません。

私はこの逸話を読んで以来、女王ファンの一人です。ユーモアの真髄を英語にすればquintessential humorと言えますが、これはQueentessential humorと呼べるでしょう。

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