西沢杏子さんの童話 固まってしまった日本語をほぐす 詩人・虫博士・草花博士・作家の西沢さんから近刊の童話を頂きました。 童に話すから童話。童になったような気にさせる話だから童話。 快い音やリズムを感じながら物語を追い始めると、じきに誰かに読んで聞かせたくなる本です。 これでけっこう最後に感動したりして、と思っていると最後に感動します。 北鎌倉円覚寺の茶店で見たことがある「たらよう」という葉の使い方も楽し。左脳に偏っちまった悲しみの日本語をほぐしていくのによろしいです。