室外機を避けた馬鈴薯栽培

猫の額の庭の続きの猫の脚のような部分は日当たりと水はけが良さそうで、確かめたいこともあり、室外機の吹き出し部を避けて一本の畝を盛りジャガイモを植えた。昨年末に北海道のUさんから頂いて残っていたものも含めた種芋を用意し、サイズも60gあたりに切るなどテキストブックにならい、あとはならわずに、盛り上げた畝に埋め、しばらく留守をして戻ってみると花まで咲いて元気ではないか。ハワイ州のライセンスのみの遠山は、畑地を借りて通うのがバツで、かわりに毎朝勉強部屋の窓を開ければすぐに畑を俯瞰できるというドローンファーマーになった。確かめたいのは、ジャガイモというものが、どのくらい世話のいらないものなのか、ということだ。根がむき出るのは流石によくないので土寄せはしたものの、芽かきを控え、あとは7月あたりの収穫期(が来ればよいけれど)を想い、それまではできるだけ不精をしながら、緑の葉や紫と黄の花をとろんと見る日々だ。

馬齢所に馬鈴薯。がんばれい。
ジャガイモは北海道では馬鈴薯(ばれいしょ)とも。馬に付ける鈴に形が似ている薯。冬の馬そりの鈴音を想い出す。

potatoは南米原産。ペルーのマチュピチュの段々畑でも栽培。スペインの侵略者らは船員用の安価な食糧として使い始め、1540年にヨーロッパへ。苗はなくともイモ育つ。まずフランスで鑑賞用に。仏語のpomme de terre「地面の林檎」なる命名は有名。1565年に未来の馬鈴薯国アイルランドへ。(ONLINE ETYMOLOGY DICTIONARYより)https://www.etymonline.com/search?q=potato

日本へは1598年にオランダ人が伝える。「当初は観葉植物としての色合いが濃く、食用としてなかなか普及しませんでした。・・・・・・本格的な栽培は北海道へと移ることとなります。北海道では宝永3年(1706年)に栽培が記録されていますが、本格的な栽培は明治以降になります。」(「JAきたみらい」より)https://www.jakitamirai.or.jp/nousantop/potato/potato2/

アイルランドで19世紀に起きたポテト飢饉the Great Irish Potato Famine、国内ではthe Famineは疫病late blightによるもの。
late blight:成長期の後期に起きて特に菌類疫病菌蔓延物によるナス科植物の病気。べと病、葉枯れ病。

brightblightの言い分けは必須。私も blight morningが来ないようにせんとパトリック。

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