夜ベランダで野菜のチェック中、アゲハが1羽、窓から中をのぞき込むようにガラスに体をぶつけている。蝶も蛾と同じことをするのだなと感じ入りつつ、中へ入りたいか、どう、と手を差し伸べると乗ってくる。一瞬、余命いくばく?と思う。さ、入る? とドアを開けると、中に入って、長い蛍光灯のカバーのまわりを舞う。カメラを取りに下へ行き、戻るといない。なんと、チョウチョ、チョウチョと、自分がアゲハを呼んでいる。それも悲しそうな声で。中に入れたために死んでしまったらどうしようと心配しているのだ。驚いた、チョウチョ、チョウチョと探している。唄うのではなくて。
天井にいた。逆さになってよく停まれるね。すこし羽を開閉し、閉じて動かなくなった。ここでお泊まりか。明かりをつけたまま、階下へ。明日忘れずに外に出すぞ。あれは、誕生日にキュウリに停まっていたアゲハかな。
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