閉店のサインあれこれ

体を動かさないでいると一日5%筋肉が落ちる、と院生活中に理学療法士(physical therapist)の方から伺った。20日近く動かさなかったから100%無くなった勘定になるけれど、散歩がウォーキングに変わりつつある今、落ちたものは思ったより早く戻ってきている。
 あの、のっぺりしたふくら(んでない)はぎcalvesに、おお、みっちり感がある。それも新しい若い筋肉のように感じるのは気のせいだろうか? 
 小泉八雲作The Fountain of Youth「若返りの泉」でじさまが体験する筋肉再生場面の描写を思い出す。顔のしわが消えた云々から始まって・・・・・・
And his face had become smooth as a boy’s: every wrinkle was gone. At the same moment he discovered himself full of new strength. He stared in astonishment at the limbs that had been so long withered by age: they were now shapely and hard with dense young muscle. Unknowingly he had drunk of the Fountain of Youth; and that draught had transformed him.
(全話はここで:
http://www.surlalunefairytales.com/books/japan/hearn/fountainyouth.html

うーむ、すばらしい。ぼくの場合は気のせいだろうが。そうであっても、歩くことの効用を、これほど痛切に、嬉しく感じたことはかつてありません。

 さて、朝や夜歩くとすっかりおなじみになった「閉店」の英語看板
   CLOSED
 が目につく。
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これはWe are closed.の略で、
   SORRY. WE ARE CLOSED.
 という看板もある。
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これを略してしまったのが次のもの。(せっかくSorry.で始めているのでWE AREを省かないほうが丁寧)
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次のサインはOK。ただその下に蘊蓄が。「ひとつのドアが閉まれば別のドアが開く」とは格言で、ここで「捨てる神あれば拾う神あり」と定訳すれば元も子もない。最後の「お入りください」は無理かもしれない。 
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最後は未だに見かける「惜しい!」という看板。That was close!(それはもう少しだった!惜しかった!)の略となる。
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この「惜しい」には、もうすっかり慣れたけれど、最初に気付いたときには大いにビックリ。閉店の霹靂であった。

8 thoughts on “閉店のサインあれこれ

  1. 先生のお休み以来、先生のブログを毎日チェックしています。
    ラジオ講座と同様、思わず笑っています。

  2. 百万人の英語以来先生のファンです。あの頃は、若くて元気いっぱいでしたね。
    だんだん回復されているようで安心しました。
    聞き逃すことも多いので、今は復習の時期と思ってラジオ英会話聞いています。
    ブログでも勉強できるし、笑えるのでグッジョブですね。

  3. 先生のラジオを約20年間聴き続けているリスナーです。
    今回の先生の体調不良を知り大変心配しましたが ブログで回復を知り安心しています。 
    今まで先生のラジオはすべて新作なので 内容が良いのに使い捨ての様な気分で勿体ない気がしていました。
    今回復習できる機会をもてた事はよかったと思っています。
    ですので無理をなさらずゆっくりと療養なさってください。
    もちろん、戻ってみえることを期待しています。

  4. ご回復されているようで、一安心しました。
    日曜の再放送を、炊事をしながら聴くだけの、あまり熱心ではないリスナーでしたので、テキストも買っておりませんで、先生が体調を崩されたこと、今頃知った次第です。

    「close」の看板は、わたしもよく見かけ、そのたび「残念!」と思っていました。

    また何か面白い発見、お待ちしています。

  5. 先生、ここ見つけて泣きました。
    お元気そうで本当によかったです。
    先生の声が大好きです。
    新しい放送をまたしていただけるのをずっと待っていますを

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