「春荒れた日に」スプーナリズム

小人蟄居して・・・頭音転換す

特に荒れた天候でもなかったが、蝶々夫人のアリアが耳虫となっていたわけでもないのだが、これが今日どこからかヒョイと出ました。

こうした遊びや作品をspoonerism「スプーナリズム」と呼ぶ。

この「ハルアレタヒニ」は自己自分共に認める傑作であり、しばらく検索せずに燦然と輝いていたく、ここを訪れた方は余計なことをせぬよう言わぬよう。

オックスフォード大学の神学者William A. Spoonerが、語の頭をとっかえひっかえして(無意識にか意図的にかは問わぬが華)言語遊戯を楽しんでいたという。美事に名祖(なおや)となって百数十年が経った。

crushing blow(決定的な一撃)→blushing crow(赤面するカラス)

はよく知られている。S氏の名を遊べば、Silliam Woopnerか。ま、ある程度の面白みはあるものの、ご子孫には迷惑かも。

さくらふぶき→ふくらさぶきと無理強いしてもあまりというより全く意味がない。みとみつくにはみとみつくにであるし。ボスケットバールなどは出そうだが。私が依然としてどうにも嫌いな物語「山椒大夫」は「談笑左右」でスッカリ明るくなる。こうして我を忘れてゆく前にS氏のオリジナルといわれる作品を紹介。ひとつひとつをspoonerismということができるので、以下three spoonerisms。

a well-oiled bicycle(しっかり油をさした自転車)→ a well-boiled icicle(しっかりゆでたつらら)
light a fire(火を付ける)→ fight a liar(嘘つきと闘う)
wasted a whole term(1学期を丸ごと無駄に過ごした)→ tasted a whole worm(虫を丸ごと1匹味わった)
どれも言いそうである。

One Fine Day→ Fun Wine Day ふーむ。

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