お、もうすっかり秋。

spring、summer、winterと違い、英語の「秋」にはfallとautumnの2つの名があります。
元々イギリスで使われていた「秋」を表す言葉はharvest。ただ、harvestには「収穫」という意味もあり、その紛らわしさを解消したのが借用語のautumnでした。
その後、詩的なfall of the leaf(「落葉・らくよう」でしょうか)という名が生まれます。
「春」springは、spring of the leaf(葉が吹き出すイメージでしょう)が略されてそう呼ばれるようになりました。おそらくこの流れで生まれた雅語fall of the leafも同じ道を歩んでfallと略され、この2語のうちautumnが定着します。
一方、この両語を携えて大西洋を横断し、新大陸に移住した人々の間ではfallが好まれて定着。autumnも使われますが、ちょっと襟を正したfallという印象があります。
冒頭の驚きの言葉は
Wow, (the) autumn/fall is in full swing.
とでも。
20世紀中庸の日本ではautumnで教わりました。