Liar, liar

AIの”助け”もあって、世の中fake newsの特盛り状態。
見る度、読む度、思うはあの

  Liar, liar,
  Pants on fire.

脚韻を意識して訳せば、
  嘘つき 嘘つき
  パンツに火がつき

リズム良く言うにはfireを「ファイ・アー」と二音節にして
後半を伸ばすとよい。伸ばすと言えば、stretch itで「事実を
ストレッチする」意味があり、このバンツ炎上のあとに、

Your tongue is as long as a telephone wire!
お前の舌は電話線波によく伸びる

また、その原典は詩人ウィリアム・ブレイク作 The Liarの次の部分です。

Deceiver, dissembler
Your trousers are alight.

燃えなかった!

1月7日に加州から戻った。滞在中にはユニバーサルスタジオの本家を訪問。

両家の面々

撮影スタジオが複数あるのでStudios。『サイコ』のモーテルと、その裏の高みに、あのベイツ家があった。あの建物はヒッチコックがホッパーの作品にヒントを得たのではないかとかねてより個人的に思ってきた。モーテルから男がキッチンナイフを手にして出て来ると、駐車した車に向かう。スタジオ見学のハイライトだ。(おそるおそるネットへ行くと、二葉並んでいた! やっぱりぼくだけではなかったのだ。)

Similitudini: Psycho – Hopper

ベイツの家 Psycho 1960 窓に母親(いやベイツ)の影が見える。 右はHouse by the Railroad by Edward Hopper 1925

帰国した翌日に連絡があり、火の手が急に迫ったので南下してディズニーランド近くの宿に避難したとのこと。「ここは燃やさないだろう」というのが娘の読み? アナハイムは大方燃えたが、ディズニーは燃えズニーランドだったようだ。「燃えて燃えて」なら「哀愁列車」だが、山間の町はすべて残り、短い仮住まいが終わったとの報告があってホット、否、ホッと息をつく。ユニバーサルも残った。最中に、水が出ないと聞かない市長と知事。新政権がWater!のひとことで水を引っ張った。2年前のハワイ島横のマウイ島ラハイナでの火災と同じタイプ。対岸の火事が此岸の火事になり、海を越えて飛び火するや? ぼくは家事手伝いならうまいけれども😃

I hope … I hope … 明日なろの鐘

Happy New Year, Minasan! Hope we all have a better one.

Ring Out, Wild Bells   Alfred Tennyson

Ring out, wild bells, to the wild sky,
The flying cloud, the frosty light:
The year is dying in the night;
Ring out, wild bells, and let him die.

打ち出せ 荒ぶる鐘 荒ぶる空へ
疾駆する雲へ 凍てついた月へ
この年は 夜の闇で死にかけている
打ち出せ 荒ぶる鐘 そして死なせよ

Ring out the old, ring in the new,
Ring, happy bells, across the snow:
The year is going, let him go;
Ring out the false, ring in the true.

打ち出せ 古きものを 打ち入れよ 新しきものを
響け 雪の原を渡れ 幸せの鐘
この年はもう行く 行かせよ
打ち出せ 欺瞞を 打ち入れよ 真実を

Ring out the grief that saps the mind
For those that here we see no more;
Ring out the feud of rich and poor,
Ring in redress to all mankind.

打ち出せ 心萎えさせる悲しみを
もうここでは会えぬ者たちへの
打ち出せ 富者と貧者の確執を
打ち入れよ 全人類の救済を

Ring out a slowly dying cause,
And ancient forms of party strife;
Ring in the nobler modes of life,
With sweeter manners, purer laws.

打ち出せ 褪せ行く大義や名分
そして 古めかしき政争を
打ち入れよ より高貴な生き様を
より優しき礼節と より純粋な法律を

Ring out the want, the care, the sin,
The faithless coldness of the times;
Ring out, ring out my mournful rhymes
But ring the fuller minstrel in.

打ち出せ 煩悩 心労 罪を
時代の不実な冷たさを
打ち出せ この陰気な我がライムを
が 打ち入れよ より十全な吟遊詩人を

Ring out false pride in place and blood,
The civic slander and the spite;
Ring in the love of truth and right,
Ring in the common love of good.

打ち出せ 地位と血筋へのおごりを
巷に溢れる中傷と悪意を
打ち入れよ 真実と正義への愛を
打ち入れよ 善への普遍の愛を

Ring out old shapes of foul disease,
Ring out the narrowing lust of gold;
Ring out the thousand wars of old,
Ring in the thousand years of peace.

打ち出せ 古き悪疾を
打ち出せ 深まる金塊への渇望を
打ち出せ 一千の古き戦争を
打ち入れよ 一千年の平和を

Ring in the valiant man and free,
The larger heart the kindlier hand;
Ring out the darkness of the land,
Ring in the Christ that is to be.

打ち入れよ 勇気ある 自由なる者を
より大きな心と より温かき手の
打ち出せ この地の暗黒を
打ち入れよ 救世主となる者を

今日の英単語 penultimate

この単語は「最後から2番目の」という意味で「プなlティムt」と読みます。やや上を向いた単語で、平たく言えばsecond to lastです。例えば

これがthe penultimate issueでした。そして12月14日発売の

This is going to be the final issue of Imasugu.
Thank you everyone for working with me.
I’ve taught tons and learned loads.
I hate to say goodbye so I’ll say “Don’t be a stranger.
Try coming back here to see what’s going on.”
Or if you have time, come to my concert in 2025.
Keep on smiling!!
一緒に学んでいただきありがとうございました。
多くのことを教え、目一杯学びました。
さよならは言わず、「ストレンジャーにならず、
様子見に、ここへ戻ってきてみて」と言います。
また、もし時間があれば2025年のコンサートに来て下さい。
キーポnsマイリing!!

列車表現3

列車が停まることになった結果、線路(track)の片側が栄え、反対側がその逆になる。そうしたイメージから生まれたイディオムが、THE WRONG SIDE OF THE TRACKSで、

  The painter was from the wrong side of the tracks.その画家は線路の反対側の出身だった。

のように表せます。これはa poor part of a town、a poor part of societyなどの直截的な言い方を避けたイディオムです(ただ、the wrong sideというのは決めつけ度が強い印象が有り、それをも避けてthe other sideという言い方も見られますが、wrongの定着度が強い慣用句です)。このフレーズのtracksはtrain tracks(列車の線路)を指し、「単線」でなく「複線」tracksが使われます。

ついでに、太古の話になりますが、仕事が終わると、職場近くの環状線のガード下にある居酒屋街へ、私も含む多国籍英語講師集団がワイワイと向う日々がありました。その際、”Under the tracks?”という短い問いかけがきっかけに使われていたことを思い出します。

列車表現2

大見得を切って事が運べば世話はない、ということを表すことわざが

  It’s not the whistle that pulls the train.(汽車を引っ張るのは汽笛じゃない)

内燃機関が大切ということです。