前回の最後にアルバート・ハモンドの曲「カリフォルニアの青い空」の歌詞の一部を紹介しましたが、その1行目
Got on board a westbound seven-forty-seven (747).「西行きの747に乗り込んだ」
の747は「ボーイング747機」のことです。(I got on a westbound 747.とも言えます)。
この横幅がぐんと広がった大型ジェットは、頭韻矢のごときjumbo jetの走りとか。

WikiPediaより
この飛行機の機種で思い出されるのが、もう1曲、PPMのバージョンで人気のあったEarly Morning Rain「朝の雨」だなぁ。遠く故郷を離れ、金も行くところもなく、酔って早朝の雨の中、恋人を想い、空港の草地に坐り、飛び立つ飛行機を眺めているという設定。カナダの国民的歌手ゴードン・ライトフットの詞の
Out on runway number 9
Big 707 set to go.
But I’m stuck here on/in the grass,
Where the pavement never grows.
(これは「(草のように)滑走路が生えるわけもなし」というウィットだろう)
この「でかい707」はボーイング707機を挿す。

WikiPediaより。747よりスリムだ。
この707機の初飛行が1957年、Early Morning Rainのリリースが1966年。
747機の初飛行は1969年で、It Never Rains in Southern Californiaのリリースが1972年。
という訳で事実関係に問題無し。
ぼくの初飛行は1981年。たしかチャイナエア。飛行中あちこちで乗客が立ち話をしていた。紫煙も上がっていたような。
Heavens, things have changed.