Here Comes the Pun

三段論法(syllogism)の、大前提、小前提、結論ーーmajor premise、minor premise、conclusionーーというステップを利用したジョークです。
全体は、「地表の7割は水で、その水は炭酸水ではない、だから地球はflatだ」
最後の「地球は平らだ」とは、おそらくflat-earther(地球平面主義者)の強引な結論で、その根拠は、flatに「炭酸水などの気が抜けた」という意味があり、こうしてこの奇態な論法の最後の最後にpunが来ます!

spherical earth(球体の地球)の逆はflat earth(平面の地球)で、この説を主張する人々は今世紀のSNSでよく眼にします。英語の「地球」は只のearth(土)で、その前に形容詞が”自由”に置かれる可能性は大であり、それ故、sphere(球)だ、いやflatだ、と議論を呼ぶ余地があるのかも知れませんし、歴史的につい最近まで「平氏」の天下であったわけですが、対する「球氏」は、陰謀論conspiracy theory、陰謀論者conspiracy theoristという言葉を使うことがあります。


Here Comes the Pun

スタジアムで、PRESS(報道・記者)というサインを見て思わず、という落ちですね。
思わずそうは思わないと思いますし、pressするまでは行かないでしょうが。

dad jokeは、お父さんが、あるいはお父さんのお父さんがよく言う(言った)「古いジョーク」「受けないジョーク」という意味ですが、現在この手の「たわいなさ」が見直されています。英語文化のユーモアの基礎がわかる材料です。

ビールばら売りUSA

同じブランドの缶や瓶がsix packに詰めて売られているのが定番のビール。それをあれこれブランドを単品で買えるという、日本なら常識の販売法を”編み出した”スーパーの文句がライムしていて面白い。「おしゃれなrhyming」というタイトルで、コロラド州在住ひろみさんか送ってくれました。

シングル(単品)でミングル(皆とワイワイ)してみよう! という手書きの誘いです。
その下の小さな文句にも頑張りが見える。

  Commitment issues?「一種類(一人)に決めかねている?」(通常は恋愛関連表現です)
   Try a single can of something new!「違う缶を1本お試しあれ!」

通常
  Beers are sold by pack only, not separately.
ですが、これがばら売りとなると、パックの缶の値段と変わるのかどうか、そのあたりも興味が湧きます。

ナスの実はeggplant、ナス全体もeggplant?

育てているナスの話を際に、同じ疑問が英語でも起こります。

答えは和英同じで、ナス全体は
  和:ナスの木
  英:eggplant tree

ぼくはナスの木が2本あるので
  I have two eggplant trees.
そこから今日3個採ったので、
  I picked three eggplants today.

<ボーナス情報>
「ナスの木」を、くどいですが、eggplant plantということもできます。