君を守る嵐の中の風

近所のスーパーで買い物をすると、フィナーレのような演奏の歌が次から次へと流れていく。そしてその中に、君を守りたい・守るぞ・守ればなどの「君を守る」五段活用の言葉が入っている。これ、いつから始まったのかな。コロナの頃か。偉いなあと思うし、そんなに何度も言って大丈夫かよと心配したりするけれど、勢いは止まらず、君を守る薬局、君を守る食堂、有限会社君を守る、君を守る信託銀行、君をマモール、君を守る党とか、そろそろ出てくるころだ。君尾守君などは、いやあ名前負けっすと謙遜するも100パーセント話題集中だろうな。
 年の初め、有名女性歌手のバックコーラスで活躍した教え子(音楽ではなく英語です)のぶん子さんからメールが来て、風の歌を聴いてください、という詩のような推薦が。風は歌手の名と知り、聴いてすぐフアンになった。当方日本語では昔と同じフ・ア・ンになる。今の人に笑われるという不安はない。ぼくも今の人の一人だし。
 一昨日、娘に風の話をして、サイトを送ると伝え、久しぶりに「満ちてゆく」を聴いた。まず「ゆく」がいい。
 藤井風、いいね。「君」も「守る」も入ってなかったけれどsoulfulだね、歌詞と行間に漂いつつ、明るいところへ連れて行ってくれる。

これは孫のリキ君(3歳半)と近所の子。この子たちはこれからどこへ行くのだろう。フリーダムの果てぬところへ行くんだよ。

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