西芽亜莉さんのYOUTUBEに拙著が登場

『遠山顕のEnjoy英語クロスワード』の”編み元”編集人原嶋さんから
「ユーチューブでMaryNishiさんという方が、『英語クロスワード』を絶賛してくれています。」というメールが届きました。

うれしいな♫。早速見に行きました。
大学の後輩とのこと。それも、Nipponの東京の北区の西ヶ原の四丁目の「香華」を越えて行きついたキャンパスから伸びる長い長~い道を意識してしまうほどの後輩でした。
様々な仕掛けを見て、英語以外に、こういうものも使えるとはなあと、YouTuberとしての編集力に感心。Siriとの掛け合いシーンなどは特に楽し。よく調べ、よく首かしげながら完成に至る様子を、数分にまとめて楽し最上川。西さん、ありがとう。頑張ってください。
ここで拝見しました。
https://www.youtube.com/watch?v=mVHO1ExwHdk

マスクの下のスマイル

明日ニューヨーク市がreopenする。
あるレストランの店主は、店の入口にテーブルを並べ、そこにテイクアウトの食べ物を置くと言い、インタビュワーの質問に答え、

  Yes, we’ll be back here with smiles under our masks.

と答えている。Best of luck.

今日の日用品 ハーモニカ

昨日の日用品、と言ったほうがより適切かもしれない。父は持っていたし、皆1曲くらいは吹けたようだ。大戦中、三人のプレイヤーと共に歌手として戦地で慰問を行ったこともある父の葬儀に、その方たち(の残された方々)が列席された。トリオはテレビでも時々お見受けした。サラリーマンの父は、戦争を語ることは一切なかったが、友人達がテレビに出るとその話をした。唯一の楽しき思い出だったのかもしれない。

戦前、大船でアメリカのスラップスティックまで踏襲して映画監督としての才能を咲かせた小津安二郎は、大戦から帰還後は、サラダは兎が食べると言って、一切のバタ臭いものを排除し、一種夢のような父と娘の物語を次々と編みだしていった。変わり果てた焼土に、不変の美しさや悲しさを娘像に託し、戦後の父達の沈黙をスクリーンに照射し続けたかったからだろう。小津の魔法使を思うと、寡黙だった父の姿が重なる。

閑話休題。ハーモニカ。

MINORBOYより元気が出る。ちなみにハーモニカの老舗TOMBO社の社名は前進のみで後退しないドンボをイメージしたものという。さらちなに発動機器等の老舗ヤンマーの社名の由来はオニヤンマだという。

draw and blow

これで「吸って吹く」こと。体にも良いという。しんみりした調子を破り、思い切り吸い出し吹き出したのはボブ・ディランだ。彼はコンサートと歌作りをいまもやっている。新曲Murder Most Foulは17分強。元気だ。彼のノーベル賞受賞スピーチは、イカす。

ハーモニカのプレイヤーはharmonicistと呼ばれる。
楽器名harmonicaの発音は

「ハーMOニクゥ」

に近く、アクセント部は「モ」あるいは「マ」になる。
グラスハーモニカglass harmonicaからmouth harmonica、そしてmouthが取れてharmonicaとなった。

その経緯はまず、glass harmonicaが米国建国の父の1人ベンジャミン・フランクリンによって発明・命名される。彼はワイングラスの縁を指先でこすると音が出ることに着目。そのグラスをサイズ順に横に並べたものをペダルで回しながら好みのグラスの縁に指先を当てて演奏するというもの。マホガニーのケース入り。glass harmonicaで検索すると演奏の様子がわかります。ハーモニックに混ざるような音色が不思議。

この流行は一旦下火に。その後、今度は口で”混ざった”音を出すmouth harmonicaが出て、時が経ち、元祖のglass harmonicaは忘れられ、mouthが取れたとのこと。

Draw and blow. 小さくやってもなかなか良い気分になる。

久しぶりに目につき、吹いて、元気に沢山書く。それにつけてもベン・フランクリンのパワーに驚嘆中。

最後から読むと意味が180度変わる詩

友人から送られてきて知ったこの詩。
読み進めると暗さが深まる。
途中までいって、もういい、とストップする場合は
最後の1行にいってみてください。
そこから”読み上げ”ていくと明るさが強まる。
外国の高校生Chanie Gorkinさんの作品。
音読すればトップダウンとボトムアップで
明暗2通りのプレゼンテーションができます。
名案だね。
一人で、グループで、試すことができそうです。
タイトルはWorst Day Everです。

Today was the absolute worst day ever
And don’t try to convince me that
There’s something good in every day
Because, when you take a closer look,
This world is a pretty evil place.
Even if
Some goodness does shine through once in a while
Satisfaction and happiness don’t last.
And it’s not true that
It’s all in the mind and heart
Because
True happiness can be attained
Only if one’s surroundings are good
It’s not true that good exists
I’m sure you can agree that
The reality
Creates
My attitude
It’s all beyond my control
And you’ll never in a million years hear me say
Today was a very good day

a phrase to remember: 世界規模のデモンストレーションと頭韻 

現在地球規模で起こっているデモンストレーションについて、頭韻と弱い脚韻のあるmomentとmovementという2語がペアで使われ始めている。

例: Is this a moment, or is it going to be a movement?

一過性のものなのか続くものなのかという疑問です。

大ヒットブロードウェイミュージカルHamiltonの歌詞には、This is not a moment, it’s the movement.とある。

様々なことに投げかけることが出来る質問のひとつかもしれません。

Is it momentary or long-lasting?

とも。

A PHRASE TO REMEMBER: 「この大変な時に」

大変という日本語は会話で大変よく使われます。大変便利な言葉なので英語にするときにtie-henと言って大変なことに、はなりませんが。とりあえず

「大変な」を

difficult

にして

at this difficult time

という言い回しを。
主にこれは、個人や家族、小グループに降りかかった辛い・苦しい時を表します。大変な状況になったあるご家族に心から同情するなら、

Our thoughts are with the family at this difficult time.

一方、世の中というレベルでの大変な時という場合は、atの局所感を、inで広げて、

in this difficult time

と言えます。
命を賭けて人助けをしている人のことを、

She is putting her life on the line to save other people in this difficult time.

さらに「時代」という気持を出したいなら、timeを

times

と複数にして、

in these difficult times

も可。

形容詞difficultは、tough、harsh、rough、challengingなどで言い換えが出来ますが、現状を鑑みれば、difficultが長さもよいし真摯な響きもあってまずはより適切な感じがします。