Riddle: Why do you have to wait in line at a gas station?
Answer: Because it’s called a gasoline station.
The bottom line: I’m inclined to make such puns.
クリスマスとは無関係な話題ですが、これ、何と言うのでしょう?

私はこれを外すことを考えるだけで、付け直すとき手を切るかもしれないと思ってしまうことを思い出すだけで、あるいはこのスペースインベーダーのような、あるいはプレデターの頭のような形を見るだけで、イライラ・ムシャクシャしてきます。
こういうものを英語ではone’s pet peeveと言います。
one’s pet …は「その人のお気に入りの・・・」、peeveは「しゃくの種、我慢のできないもの」という意味で、英国ではone’s pet hateという言い回しもあります。
Cambridge Onlineには、Americanとして、
Weak coffee is one of my pet peeves.
とあります。
パンの袋などを止めるのに使われているので、What do you call that thing that fastens a bread bag?で検索したところ、何と出ました、Wikipedia。その名も、
bread clip
その他、bread tag、bread tab, bread tie, bread ribbon、bread-bag clipなど、bread用に開発されたようだけれど、元はリンゴの袋用とのこと。最後の名前が正確だと思いますが、単語を知っても嬉しくならないのは、よほど嫌なのでしょう。
日本語では? と、Weblioに行くと、
「バッグクロージャー」
とありました。スーパーヒーローのようで、ますますイライラしてきます。
とにかく発明者には申し訳ないけれど、私はこのクリップを見るとすぐ外して全体に輪ゴムを回すか、開いた部分をひねってそのまま冷蔵庫の側面に押しつけるか・・・そんなことを思い出すだけでもムラムラとしてきます。
というわけで、
It’s one of my pet peeves.
です。ということはまだ他にもあるわけですが、いずれまた。
赤鼻のトナカイ・ルドルフ君はこのシーズンの人気者です。これは当地のドーナツ店Holy Donutsで娘が買ったもので、ルーちゃんのプレッツェルの角(antlers)が見事です。
それにつけても、クリスマスシーズンになると思い出すのが、赤鼻のトナカイ・ルドルフRudolph the Red-nosed Reindeerのジョークです。40年近く前に聞いたものを何故いまも思い出すのか。それは、分かって嬉しかったからでしょう。学びの基本です。内容は:
ロシア(当時はソ連でした)の町。カップルが道を歩いている。と、顔にポツンと来たので一方が「雨のようだ」と言う。もう一方が「いいえ、雪よ」と言う。議論になり、通りかかった知り合いのルドルフに向かって「同志ルドルフよ、教えて欲しい、今降っているのは雨か雪か」。ルドルフは「もちろん雨だとも」。女性が「でも雪のような感じよ」。ルドルフはそれに対して:「 <翻訳不能の落ち> 」
以下落ちpunch line入りのものです。解読に挑戦してみてください!
A Russian couple are walking down the street in Moscow, when a man feels a drop on his face. “I think it’s raining,” he says. The woman says, “No, it’s snowing.” And the couple starts a heated discussion. Then a man they know walks by. They stop him and asks, “Tell us, Comrade Rudolph, is it raining or snowing?”
Rudolph says, “It’s raining, of course.” The woman says, “But it feels like snow!” And Rudolph says, “Rudolph the Red knows rain, dear.”
落ちは: クリスマスソング「赤鼻のトナカイ」Rudolph the Red-nosed Reindeerに掛けたものです。落ちの一部Rudolph the RedのRudolphは、ドイツからロシアまで広く使われている男性名です。the Redはソ連の掲げた主義を象徴する「赤」であり、「ルドルフ・ザ・レッド」は何だか皇帝の名のようでもあります。とにかく、舞台がソ連(ロシア)であるのも、雨か雪かと議論するのも、ただただこの言葉遊びを仕掛けるためであり、冷戦時代にこうしたとぼけたジョークがあったことは、英語圏のユーモアの持つふところの深さを感じさせます。というわけで無理に落ちを訳せば:「ルドルフ・ザ・レッドは雨が何たるかを知っていますよ、奥さん」
Doughnut forget to give me a like.
甲:「こんな極寒の日にコートも着ないでどこへいらっしゃる?」 乙:「トナーが切れたのでちょっとそこまで」 甲:「おお、これぞ本当の赤鼻のトナー買いだ」。こんなやり取りを思いついたら、それを土台にストーリーを作って決めるのが西洋ジョークの特徴です。このルドルフジョークも元はと言えばおそらくプロが考えたもので、それが受けて人口に膾炙し、市民が市民に(相手が知らないことを願いつつ)語ることになったという背景があります。語る前にStop me if you heard this joke.と定型の断りを入れるのが普通です。一方プロは、新手のオリジナルジョークを作り語り続けます。予定調和の中で行われる日本の伝統藝とは趣を異にする世界です。
写真の下の部分にある細長いドーナツMaple Baconは、long johnという名のドーナツにベーコンをのせたものです。これは私に持ち帰ったと言われ、I’ll try anything once.の精神で挑戦。感想は安全表現It’s different!でした。
クリスマスが近づくと、ドイツではシュトーレンという、砂糖の粉で真っ白に包んだような硬いケーキを食べるそうで、学生時代のMPという英語劇プロダクションの仲間で富山在住の角地さんが届けてくれました。
何でもbaby Jesusをくるんだ産着(swaddling clothes)を表すそうで、そう言われると小さな赤ちゃんほどの大きさかな・・・。
さっそく切って少し頂いたので、開けたばかりの、真っ白なシュトーレンの写真はありません。a German cake containing dried fruit and marzipan (= a food made from nuts), usually eaten at Christmas.(Cambridge Online Dictionaries)ということで、一種おせちを感じさせるような砂糖の大盤振る舞いで、リッチな味です。
英語でも綴りはstollen(ストウルン)で、やはりドイツ系の人々中心に食されるようです。
カミさんがサロンの生徒さんにも一口食べてもらったようで、私の立場から言うと、My stollen was stolen.ということになります。その横のカップの底にはハートのの跡(coffee stain)が残って大騒ぎとなったようです。
私の長い人生で初めて(It’s a first for me!)です。生きれば生きるほど初めてのことが増えてくるので、This is not the first time for me to say it’s a first for me.ということですが。
富山市内で評判のベーカリーBobの作品で、ドイツの味と文化を頂きました。
無くて七癖、自棄のやんパチ、十月十日、どこにでもありすぐにできそうなのが頭韻(アリタレーション、alliteration)です。佐久の酒蔵、水戸の民意、軽井沢の軽石、群馬のグライダーなど、いい加減でよければすぐできます。これに金がからむと真剣になるのが人間。特に広告やジャーナリズムの世界ではeye-catcherとして重宝されます。
当地のローカル紙も頭韻を使って見出しを工夫しています。ただし、あまり深刻な内容のニュースには使用を控え、明るい、軽い、風刺やウィット・ユーモアのあるものによく使います。新聞はローカル紙こそチャンピオンだと私は思っています。New York Times、Washington Post、London Times、地元のTokyo Shinbun、そして当地のWest Hawaii Todayなど、町や地域の名を冠したものに勢いと矜恃と面白さがあると感じています。ただWest Hawaii Todayは、オンラインでも読めるようになってからずいぶん薄くなりました。が、この島の、特に西半分で起きた様々なstoryが全国や世界のニュースと一緒に載っている20ページほどの情報の束を75セントで手にできる。開けば、外国人の私ですら、前からここで生きているような気になってくるのはなかなかいいものです。
前置き長し。そのWHT紙に高校のサッカー試合の見出しがこのように。Wの頭韻が目を引きました。

なかなか凝っています。Waveridersというチーム名はサーファーを暗示しているのでしょうから、動詞部にサーフィン用語のwipe outを使っています。ただこのwipe outは、波がサーファーを転倒させるという意味で、主語は本来waveになりますが、ここでは「敵を一掃する」という意味と引っかけています。高校生もここまでやってもらえるとハッピーでしょう。敗者のヤマネコたちさえ、まんざらでもないのでは。頭韻矢の如し。命中。
光陰も負けていないけれども。いや勝っているか・・・。新年へと進むしか手は無し足はまだ・・・。
ウォーキングパークで見つけたアドバイスです。Keep on walking, man.
また1年が終わらんとしています。終わらんといけませんかと尋ねたいほどです。英語ならここで
Where does the time go?(時間はどこへ行くのでしょう?)
Where did the time go?(時間はどこへ行っちゃったのでしょう?)
そして
Time flies.(時間とは飛んでいってしまうものですね)
などと言うわけですが、ちなみに最後の表現は英語ではfliesでピリオド。日本語のように「矢の如し」は付きません。
英語圏のユーモア志向の人々は、日本人がよく「矢付きで」、
Time flies like an arrow.
と言うのを聞きつけては、そのあとに
(But) Fruit flies like a banana.
と付け足して、共に笑ったり驚いた表情を作ろうとします。
Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.
私が仕事を始めた70年代には、英語の言葉遊びに興味を示す変な日本人教師のために、職場のネイティブスピーカーの何人かが、このセットを口走り、目をくるりと回してはおどけていましたので、このセットはそれ以前から存在していたようです。これには2つの”意味”が雑居しています。
Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.
”意味”1。「時は矢のように飛び、フルーツはバナナのように飛ぶ(冠詞がないので「果肉は」がベターですが)」これだけだと丸で無茶苦茶、花菱アチャコであるのですが。
”意味”2。「トキバエは矢を好み、ミバエはバナナを好む」。これはまず、time flyというハエがあると仮定して、その複数のtime fliesは矢が好きである。一方、ミバエ(こちらは本物で、果物に卵を産むハエの一種fruit fly)の複数fruit fliesはバナナがすきである、という意味になります。
Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.
fliesは動詞であり、名詞の複数形にもなります。likeは前置詞であり、それが動詞にもなります。ここがミソです。
前半は良いとして、後半に来るとどうつながってこうなったのかということが分からなくなり、前半に戻って考え直す。相手にこの作業を繰り返させて”楽しませる”というのが、このセットの目的のようです。
さらに昔、高校時代に市立図書館で、メビウスの輪という、細長いい紙片を一度ねじって両端をつなげた輪のことを知り、その場でノートのページを破って試し感動したことがあります。(これは発見者の一人の名を冠してMöbius strip、Möbius bandと呼ばれていて、英国でマーヴィアス、米国でモウビアス)。それから家に帰って正式にのり付けしてみると、表だったものが裏になったかと思うとまた表になって延々と続き、鉛筆を動かさずに、裏表(のない表面)に1本の線が引かれるではありませんか。これは私にとって正に”紙技”でした。
Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.
黙読や音読をしながら迷い込む言語遊戯の奥の院でしょうか。メビウスの輪的言語世界でしょうか。師走のピーク時にお邪魔しました。
新年を迎え始めたハワイは大福が大活躍。観光ガイド的説明付き。餡は餡まり入っておりませんがゆかしき3丁目というか1丁目の夕陽的味也。小生このくらいで大幸福也。
みどり大福もあるぞ。ああ薄甘い正月也・・・と思いきやよく見るとサンタの顔。
この画像をクリックし、さらにblow upするとサンタ出現。
IN GOD WE TRUSTとは米国紙幣に見られる国家のmoneyに対するmission statement的定義でしょうか。それが何とワンビリオンダラービル10億ドル札にサンタ。そしてIN SANTA WE TRUSTとあり。
IN SANTA WE BELIEVEどころではなく、商店主たちに頼りにされ切っておるようで2度ビックリでした。
映画The Wizard of Ozの60周年に合わせて1989年に出たビデオです。私がこれまでで一番よく見た映画です!
娘が最初に話した日本語は「き」で、私が抱っこしながら松の木を指さして何度も言っているうちに「き」ました。その頃からこの映画を娘とカミさんとで何度見たことか。劣化のすさまじさからも分かるでしょう。何しろfamily movieのチャンピオンですから、当然と言えば当然です。私は100回は見ています。Blade Runnerも、2001:Space Odysseyもこれには負けます。flying monkeysのこわいこと。魔女のI’ll get you, my pretty, and your little dog, too!のこわいこと、I’m melting!と叫ぶ魔女のこわいこと。英語圏の人々は大人も子どももこわがりつつ血湧き肉躍るこの大冒険活劇で育つわけで、カミさんがこれを購入した理由も明白。
ちなみに、左の画像の題名の部分ですが、機能語のTheとofがものの見事に小さく細くデザインされているのがわかるでしょうか。内容語のWizard とOzの大きさとの差は歴然。タイトルのデザインはこのような処置を施されることが大変多く、機能語を弱め、内容語を強める英語の読み方の科学に一致。
「ズウィズードヴァz」
のように発音されます。
一息5回言えればOzome!
(Awesome!と掛けております)
Kids are getting older younger.
olderとyoungerの並び具合が悩ましい文です。
種を明かせば、
Kids are getting older at younger ages.
at younger ages「今までより若い/小さい年齢で」を副詞的にyoungerと1語で表しています。「(最近の)子どもは大人っぽくなるのが早い」。昔から言われてきたことかも知れませんが、この時代にもよく当てはまりそうです。
話はみなとみらいに飛びますが、ちなみにこの家族の子どもたちは、そのような風情は漂わせていないような気もします。
ビルの守衛らしき方が近くにいらしたので、「親父さんがいませんね」と言ったところ、「忙しいんでしょう」という見事な答えが返ってきました・・・。よく考えました。結果、ひょっとしてですが、この母子と犬はポーズをとっていて、それを写しているのが親父さんであるという結論に至りました。親父は私だったのです! というわけで、もしそうならなかなかうまいなあ。これはこの彫刻家の”親父ギャグ”であるとまで言ったら失礼に当たるのかも知れませんが。