私はグルメではありませんが好きなものはそれなりにわかります。
昼過ぎ、1960年代風の古いきれいな蕎麦屋に座って天もりを頼むと、量がちゃんと有り文句を言えない味の蕎麦に、これまた量をけちらぬ問題のない味のそばつゆと、揚げたての天ぷらに、練りたてのわさびに、切りたて感の強いネギが盆に乗ってやって来た。
上手に打った少量の蕎麦も、多めの量のまずい蕎麦も好みではないから、蕎麦屋選びは半ばあきらめているけれども、長々と続くステイアットホームの日々のなかで、徒歩で行けるこの初めての店は、湘南に籠る私に喜びや希望を与えてくれるじゃん。
そば猪口のサイズが尋常ではないが、自由形で泳げるほどのそばつゆが入っていて、そのストレスフリーのところが何よりも嬉し。食後運ばれた蕎麦湯をこれに全て注ぎこんでごちそうさまとなる。
気に入った店が消えてしまうことがよくあるので、ここもいつかはと思ったり、いや俺が身代わりにとまで思い詰めてしまったこの蕎麦店、いまのところ実に良く、これを英語で、Soba, so good!
教訓として: Be thankful for small blessings! and a big sobachoko!!