オクシモロンは奥深し 本当の嘘&耳をつんざくような沈黙

アーノルド・シュワルツェネガー主演映画にTrue Liesトゥルーライズ』があり、スパイの男性の嘘にまみれた真実の姿を描いている。

問いかけたにもかかわらず、ひと言の返答もない、回答のかの字もない、といったことは、deafening silence「耳をつんざく沈黙」を使い、次のように表せる。
  All our requests were met with a deafening silence.
  The answer from the government was a deafening silence.
(Cambridge Online)

語源的には、oxysが”sharp”moronが”stupid”の組み合わせだが、SHARPIDや「鋭愚」といった言葉は未だ生まれていない。

そのほか英語のオクシモロンには、ヒット曲”Sound of Silence”、「公然の秘密」open secret、「小さな巨人」little giant、「どっこいどっこい」same difference、「偽の真実」false truth、「残酷な思いやり」cruel kindnessなどの例がある。

日本語にも、「ゆっくり急げ」、「無計画の計画」、「無為の為」、「欠点のないのが欠点」など、気になる言い回しがある。

オクシモロンはオモシロクンでは?

ちなみに、この、歩けるようになった子供の遊ぶ公園は、アーノルド・シュワルツェネガーが作ったもの・・・

というのもtrue lie・・・

ではなく、彼が州知事であった頃の仕事(最下段参照)。で、これは、

  It’s a real truth.

「ほんとのほんと」です。Good job, Arnie.

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