ビーソウヴェンとスペルしてベイトウヴェンと読むあの乱れ髪の楽聖がコーヒー好き(当時ウィーンを中核に喫茶店coffee house大人気中)で豆を55個数えて挽いたと知ったのは、東京フィルのプログラムに記事を連載していた頃(楽しい仕事でした)。このところ忙しく、やっと暇ができたので、実に暇に見えることをした。初めて豆を数えたのである。これが55(だと思う)。
ストロングを沢山飲む僕には足りない。ただ暇に飽かせて思ったのが、彼はこのあと家には豆がたった4個しか残っていないことに気付いたのではないか。
その4つの豆がこんな風にカップの横に並んでいるのを見つけて愕然としたのではないか。そして丸いものなら何でも音符に見えるベ氏は、その豆たちをDa da da dum! と読んで5番のイントロが完成したのではないか。
これはあくまで仮説である。あまり広めないように。
♫一杯のコーヒから 暇の花咲くこともある。