この近辺は明日で春になる

その前に、まだ今月が寒いあいだに、例のことわざを一席。

  March comes in like a lion and goes out like a lamb.

  「三月はライオンの如く登場しラムの如く退場す」

come inの持つ演劇性に惹かれて「登場」としました。

寒空に 玉縄桜 踊りけり

The Reason: Far Less Dramatic and Way More Relatable

タイトルが変わりましたが、「いつでも英会話入門」がすっかり変わったわけではありません。変更理由には、楽習者のみなさんの”幅”を広げたこと、内容に読み物の部分が増えたこと、1回の放送時間が”ひと口サイズ” BITE-SIZEになったことなどが挙げられ、ダイアログでは以前より更に自然なやり取りと語彙表源を学べるようになりました。「ドラマチックな変化」というより「共感できる変化」だと自負しています。引き続き、

    Keep listening, keep practicing and keep on smiling!!

遠山の新刊が3月14日発売です!

・How to use “do”
・Things Japanese, Things Abroad 「エイプリルフール」「桜」「GW」を語り合う
・通年で連続ラブストーリー Sam and Emma Episode 1 – 5
・英会話文法 「willの心構え」「have been to考」
・話学のアドバイス
・ワンツークロスワード 懸賞が付きました
・歌 「ニューヨークの歩道」

インターネットでの放送が聴けます。

頭韻矢の如し /k/-/k/ crystal clear

時折、英中辞典をチェックすることがある。英中和の三つどもえの面白さがある。
このCLEARの強調フレーズCRYSTAL CLEARは
  明白無誤的清澈透明的
とある。

  A: Is that clear?
  B: Crystal.

というやり取りもある。Crystalは女性の名にもなる。

  Crystal Gayle

はカントリーシンガー。大ヒット曲で、立派な、

  Don’t It Make My Brown Eyes Blue 瞳のささやき

は、Doesn’t Itが正式だ。ただ、2音節のため語呂が合わないことが多く、文法破りが起こる。
Doesn’t→Don’tは、ビートルズの「涙の乗車券」

  ” She’s got a ticket to ride, but she don’t care!”

で遭遇し、その前の、ストーンズの

  ” I can’t get no satisfaction”

と2大文法破ヶ丘でした。

NURDについて知ったか鰤を

舌の音も乾かぬうちにONLINE ETYMOLOGY DICTIONARYへ寄ってみたところ、probablyで始まる異説あり、忙しい。諸説有りの見本のような:

nerd, also nurd, 1951, “a person lacking in social skills, fashion sense or both” (Partridge Dictionary of Slang). U.S. student slang, probably an alteration of 1940s slang nert “stupid or crazy person,” itself an alteration of nut. The word turns up in a Dr. Seuss book from 1950 (“If I Ran the Zoo”), which may have contributed to its rise.

HHHHHMMMMMMMMMMMMMMM. You learn something different everyday!

コンピュータ用語の語源

パソコンを使っているけれど、どうせわからないだろうと思って、ずうううううううううううっと放っておいたものが分かりやすく説明されているサイトに偶然行きついた。
この出会い、セレンディピティ(SERENDIPITY)といっていいだろう。
ネット上のある定義に、good luck in finding valuable things unintentionally「期せずして貴重な物事を発見する幸運」とある。
特に今回の発見は、
  SERENDI-PC
と、行を変えるほどのこともないが。
 それにhttps://inlife.co.uk/why-are-cookies-called-cookies/へ行って、何だこんなものかとなるやもしれないが、ここは私の恥をさらす私のレベルでの私のブログなれば殿お座りくだされ。

そのひとつ、「PCお宅」NURD。大学のキャンパスが発生源。飲んで勉強しない学生をDRUNK(酔っ払いですな)と呼んでいたところ、その逆に勉強ばっかりの者を、安易にスペリングを逆にして、
  KNURD
と表記。発音はナイフ同様、KNを/n/とした。やがてそのわずかな粋も消え、Kが邪魔となり、NURDと綴るようになったという。

もうひとつ、COOKIE。これはサイト利用者のデータをサーバーへ送るもので(これ、よくわからない)、あのサンフランシスコの中華店で生まれたFORTUNE COOKIEから来たもの。パカッと割るとご託宣が入っているように、ちいさなデバイスにはメッセージが隠れているというわけだ。

語源がわかると、対象との距離がドーベルマンが疾走するように縮まる。(が、その本質はつかめないままである……..)

母校のひとつ、目黒八中・国語ご担当の小杉先生は、「初めて触ったときに、ヒッ、と言ったから火と言う」と仰ったが、語源面でこうしたレベルまで掘り下げられる日は、タイムマシンを手頃に購入できるまでは来ないだろう。それは、ずううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう、であろうなぁ、熊さんや。それでよかっぺ。