THE BELATED LATEST! 

英語島では移住してくる人を制限するため一部の道路を封鎖することになったという衝撃的な記事がローカル新聞の1面に出た。現大統領のスローガンのひとつのようだが、この島にはあるべからざることで驚いた。

実はこれがエイプリルフールを狙ったもの。左下に「Qの41面の「道路」へ」とあるのを見逃した人はしばらく私のように騒ぐはず。新聞は通常A,B、Cと分野別に分けてあるがQまではいかない。かつがれた人はこれをHave you seen this article?と見せて犠牲者のリアクションを楽しむに違いない。携帯でも可。

 このいたずらprankは英語圏の年中行事であり、この日はメディア全体、すべての国民が嘘をつけることになっている。ネットでApril Fools’ Day pranksと検索すると星の数ほどある。異文化のけったいな?! 一面である!!

水の華

英語島に来て気付いた猫の額ほどの池の水の底知れぬ濁り。ここまで「の」を使うとワープロも黙るようだ。深刻さを感じてのことかもしれない。底知れぬといっても実際にはすぐ底なのだが、 過去に見なかったこの出来事。温暖化だろう。英語で藻類が花咲くとしてalgal bloom、日本語でも美しめに水の華と呼ぶ。これが酸欠状態を産む。それが海に発生するとその海域をdead zone(生きている魚もいるのだが)、日本語ではやわらかめに酸欠海域と呼ぶ。

 そこで海は無理だけれど猫額池の水を出すのに登場する仕掛けがおなじみのサイフォンsiphonで、動詞にもなり、
  We need to siphon the water out/siphon out the water.
と、現状で行うべきことを表せる。

 siphon(syphonとも)は、ワイン樽wine-caskまたはwine barrelから中身をとりだすものpipe or tube for drawing wine from a caskを指し、その語源は不明とある。自分ではSiphonという人物が発見したのだろうと思って気にも留めなかったのだがネット上で数秒の間に?が!となる現代魔術。

 桜花を愛でていたところに別の華が水を差し、金魚逝く。世界で一番短いとされる詩のひとつを想起。オグデン・ナッシュによる逝った金魚へ捧げる叙情詩を捧ぐ。

 Ode to a Goldfish
  Oh, wet
  Pet.  

 とまれここはカート・ヴォネガット式に、

  So it goes.


紫の観音

どこからでも見える観音様がすでに懐かしく。ただ最近夜は紫色になっておられたのがはてさてなんとも
  Purplexing.
であった。


が、ネットに参ると、対癌キャンペーンのためのピンクのライトアップとあって納得。この孫悟空も引き続きよろしくお願いします。

堤防 スイスチーズ リドル

英語島にも時々あるけれど、現在の米国中西部の歴史的洪水は大規模かつ深刻です。これは堤防の弱さが露呈したもので、堤防は
  levee レヴィー
で、報道によると、現地の住民はその堤防を
  Swiss cheese levees
と呼んでいるようです。Swiss cheeseはあのワーナーブラザーズの漫画Looney Toonsなどによくでてくるネズミたちの好物、あちこちに穴が空いた硬い黄色のチーズで、穴がいくつも空いていることは、
  Swiss cheese is riddled with holes.
と言うことができる。

 このリドルは最近取り上げているリドルとは語源を異にし、ふるいに掛けるのふるいから来たもので、穴が空いていることをbe riddled with ~の形で表せる。アーサー・ペンの映画『ボニーとクライド』は車がハチの巣になる強烈なシーンで終わるが(太古の映画に免じてspoilerネタバレご容赦)、例えばそれをTheir car gets riddled with bullets at the end of the movie.と言える。

 穴だらけの話になりましたが世界規模の異常気象extreme weatherの中、対岸の火事はもうないようです。

黒いリドル

A woman was driving a black car. Her lights were not on. The moon was not out. A black cat was crossing the street. How did she see the animal?

Scroll down for the answer.

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The sun was out.

MP2019の皆さんと@LaLa Studio? 

東京学生英語劇連盟/Model Production2019の三村さんと石黒さんが、第一期から3年ほど活動した僕の取材にいらっしゃり、Carolynさん、Jeffさん共々、Ta-da!となりました。

今年は5月にWind in the Willowsという頭韻も元気な英国のストーリーのミュージカルを学生さんたちが演じるとのこと。詳細は追って。

田中芳裕さんのギターコンサート

大学院で一緒だった田中先生が退任後、プロのギタリストとしてデビューされました。4月26日(金)と6月27日(木)にアルゼンチンタンゴのギター曲コンサートがあります。
  It takes two to tango.(タンゴは2人で踊るもの)
は、悪いことは2人の責任、二人三脚と、2つの相反する意味のあるT頭韻のことわざで、今回のイベントはもちろん後者の意味ですが、頭韻を破り
  It takes five to tango.
かな。

『ロード・オブ・ザ・リングs』のリドル

いにしえのリドルはライムの形をとったものが多い。たとえば、

This thing all things devours
Birds, beasts, trees, flowers.
Gnaws iron, bites steel
Grinds hard stones to meal
Slays king, ruins town,
And beats high mountain down.

この物はむさぼる何もかも
鳥も 獣も 木も 花も
鉄をかじり 鋼を噛み
硬い石をすりつぶし食し
王を殺め 都市を滅ぼす
そびえる山は叩き崩す       無理尾承知訳

と無理尾訳は和風ながら脚韻を踏ませている。
それはそれとして、韻を踏むなぞなぞは作る側も解く側も努力を要するばかりか、物語性があり、時に死をかけたものさえある。たとえばあのスフィンクスがオイディプスにかけた謎。そしてこのリドルはThe Lord of the Ringsで、ホビットのBilbo Bagginsが、あの執拗なGollumに挑まれたもの。答えは解ったものの(!)、正答しても誤答であっても死が待つことを感じた彼は、What’s in my pocket?と逆にGollumに尋ねながら手をポケットに入れ、中に隠し持っていた指輪をはめて透明となり危機を脱する。さてBilboが解いたというこのリドルの答えは?

Scroll down for the answer.

Time.