ストレスの新しい見方・感じ方

知人の医師から14 Minutes, a Must-See.(14分、必見)という件名で送られてきたTEDのプレゼンテーションです。

タイトル: Kelly McGonigal: How to make stress your friend


(字幕有り。字幕無しバージョンは、最後のlanguage=jaを取る)

内容は、ストレスを敵とするか”友”にするか、2つの考え方の違いが心身の健康に大きな違いを生む、というもので、これまで退治すべき敵としてストレスに向き合ってきた講演者(健康心理者)のredemption(贖罪)のようなムードもある、しかし考えさせられる14分です。

結論として、私見ながら、いわゆるone’s belief system(自己の信念・信念体系)をチェンジすること、そのための一助として、孤立せずseek help(助けを求める)が肝要だと思われます。

このプレゼンで思い起こすのが、anxiety(不安)には、
 debilitative anxiety (阻害性不安)
 facilitative anxiety(促進性不安)
の2種がありという学説です。スポーツ選手が試合前に感じる不安を「やる気」に変えるように、外国語ユーザーも不安を「話す気」に変えていくことが大切です。そのメカニズムは、やはり機会を作って変化を生み出す作業を続けることで、定着するでしょう。
anxietyの形容詞anxiousには
1. worried
2. eager
という対極の意味があるのも興味深いところですね。

TEDについては: https://en.wikipedia.org/wiki/TED_(conference)

去年の雪 今何処 

朝のパワーウォーキングの大きな楽しみであり動機付け(my carrot)であったsnowman君。あるお宅の門前で、雪だるまが溶けるに従い「イヌ」に変わり「棒」になって行く様子をクロニクルって(?)きましたが、その後、「ネコ」になり、
IMG_1733ネコとカミさんと、このお宅の隣家で解体作業が始まった関係で係の方も参加のスリーショット

翌日「ネズミ」になり、
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やがて
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あぁ無常

二週間ほど楽しませてくれた雪だるま。まさに座りっぱなしの大健闘。というより、西洋風の大玉3個の立ち姿でしたから立ちっぱなし。日本のものは大玉2個でまさに名前どおり”だるまさんが座った”イメージがありましょうか。

放浪の大詩人、15世紀フランスのヴィヨンのものした一節が英語となった格言に、、
Where are the snows of yesteryear. 去年の雪 今何処(こぞの雪 今いずこ)
があります。現代英語での定義に、Why does life fade so quickly? Dictionary.com

雪の季節でなくとも、時の速さや人の世のはかなさについて、この格言を使い、あまりおおげさな調子でなく詠嘆することができます。
yesteryearは、19世紀末の翻訳で誕生した新語だったようですが、ぼくがこの格言に遭遇したのは、20世紀半ばに翻訳・演出したハロルド・ピンター作The Birthday PartyのGoldbergのセリフ。懐かし。ありきたりの、使い古された、hackneyedなフレーズではあるけれど、地球温暖化のさなか、新たに脚光を浴びるやも知れません。

それはともかく、この短い期間に、雪だるま、そしてお隣の家までかき消えて、まさに人生のようなfortnight(2週間)でした。
そういえば、スティーヴィー・ワンダーの作品に、Yesterme, Yesteryou, Yesterdayという歌がありました。こちらはあまりしっくり来ない英語のひとつ、いやふたつでしたが。ここで歌えます:https://www.youtube.com/watch?v=lc2QT_N1RZ0 (注意:follsはfools 他にもyester新語続々)

とにかくこれでぼくの「ニンジン」が1本消えて、コーヒー店でのホット1本槍になりました。現在の心境を映画Shaneのラストに重ねればSnowman, come back!  ここで見られます: https://www.youtube.com/watch?v=lOmsbhqs95s (注意:ガンファイト有)