I’m back.
Monthly Archives: 11月 2016
英語の同形異音語の問題13
英語には wound = ウーnd、ワウnd のように同じ形で音や意味が違うものがあり この同形異音語・同形異義語あるいは同綴(てつ)異音語・異義語が英語学習者のstumbling block(つまづきの元)になることもあるでしょう。
以下そうした語を含む13文の読み分けと解読を。(6番の文には同音異綴語有り)
Hawaii Potterの尾崎名人が送ってくれました、マハロ。
前もって大正解、中正解、小正解の方に拍手を送りつつ。
一方日本語には、同じ音で形が違うものがあり、この同音異形語は日本語学習者にとってつまずきの元になるかも。
例えば「かいほう」 = 快方 解放 開放 介抱 会報 海堡 快報 懐抱 解法 下位法 ・・・
ちなみに未だ日本語も樂習中の遠山のイコールは最初の語也。
Autumn thoughts
火山からのレッスン
ハワイ島のキラウエア火山のお土産に「カルデラからのアドバイス」というポスターがある。
kilaueaはeを、calderaはdeを高く発音するとよい。
ほぼ休むことなく噴火を続けていることや、火山の女神ペレの住まいであることから、キラウエアの周囲の住人には覚悟のようなものがある。その覚悟はユーモアにつながりさえするようだ。以下そのポスターと語注。
Rise to the occasion 「機に臨んで立て」
平らに言えば「やるべきときは逃げずにしっかりやれ」。riseは「立ち上がる」という意味と、噴火で溶岩が空へと上昇する(Lava rises.)ことを掛けている。火山にとっての「機」とは? これはペレのみぞ知る。
ventは「火山の噴気孔」、動詞で「情熱や感情を吐き出す」。必要なときは気持ちを吐き出せ、という含み。
deep reservoir 「深部貯留層」
地下にマグマが深く大量に貯まっているように、自分の、何というか、人間力といったものを持てということ。
Show ‘em what you’re made of. 「自分の真価を見せてやれ」
’emはthemの略でバンカラな響き。what you’re made of(自分を作っているモノ)とは「真価、実力」。私の場合はこれ(I don’t mean to dampen the spirit.)。やる気に水を差すつもりはないけれど。
Up to 60% of the human adult body is made of this.マックス6割はこれで出来ているらしい。あとの4割は機を改めて。
グアテマラ珈琲からジョーク
カタカナの日本語を英語風に声に出してしまうことがある。加齢なる癖にならないといいけれど、たまに面白いこともある。
先日、台所の棚にある「グアテマラ」というカナを目にして思わず声にしたところ、
What’s wrong?
というもう一名の声がする。で、
What’s wrong with what?
と尋ね返すと、
I heard you say, “What’s the matter?”,
たしかに「gワレマーラ」がそう聞こえることもあるでしょう。
このような聞き違い・空耳現象は、単にmishearingとか、特にそれが歌や朗読関連の場合にはmondegreen(モンデグリーン)と呼ばれることがあり、後者については、
https://en.wikipedia.org/wiki/Mondegreen
こうしたささやかな空耳が、大恐慌時代のど真ん中で誕生し、大人の間で猛威を振るったのちにスタンダードとなって現在に至っているノックノックジョークの大元になっているのかもしれない。
日々の空耳を捨てず、例えばGuatemalaを次のようにノックノックジョークのformula(公式)にはめ込んで一工夫すると保存できる。
A: Knock-knock.
B: Who’s there? (会話ではWho is it?が一般的)
A: Guatemala.
B: Guatemala who?
A: Guatemala with you?
年端のいかない子供が参加すると、TV. TV who? TV!と。新たに取得した語をそのまま繰り返して自己中心的喜びに浸るか、Under. Under who? Underwear! のように、我々にとっては特にどうと言うことのない言葉に怪しさを感じて興じる子v.s.微笑ましく対応せざるを得ない大人、という構図になる。
ただし大人がこれをやってはいけない。
少なくとも、Guatemala.をやや苦しげにWhat’s the matterと重ね合わせ、さらにそこで終わらずにwith youを加えて終了する。大人はこのプラスがないとマイナスになるので注意。
この面白さ、あるいは苦しさは、日本語で作ろうとしてみれば楽に体感できる。「トントン」「どなた?」「グアテマラ」「グアテマラ何さん?」「g会ってまla数分なのにすっかり意気投合・・・」。
そういえば昔、ある演劇公演の帰り、土浦から上野までずっと車中で日本語ノックノックをやり続けたことがあったなあ。キャストやスタッフの数人と、この無料公式ソフトを使って無料エンタテインメントを苦しみました。
ついでに別の産地を使ったものを。
A: Knock-knock.
B: Who’s there?
A: Java.
B: Java who?
A: Java minute?
Do you have a minute? これぞ新作と思いグーグれば、カフェの名として使われていた!
これはビートルズ系ミュージカル落ち。
A: Knock-knock.
B: Who’s there?
A: Latte.
B: Latte who?
A: Latte be, latte be….
日本語から英語へ。「のれん」「のれんwho?」「No rain, no rainbow.」
この日本語ネタから英語落ちが21世紀的かもしれない。
遠山は順調に回復しているようです。
丸い虹
Circular rainbowsなるものがある。丸い虹。
雨が上がり陽が出てきた、サークルぞ! と思って来るようなものでもないらしい。空から見えることが多いからだ。
この画像は娘の友人でハワイ在住のCotyさんが送ってくれたもの。
ヘリコプター整備士の彼は空も飛ぶらしい。虹の中央にあるのは、彼の乗ったヘリコプターの影だ。
Coty Ready Shupp
ハワイは虹が多い。
No rain, no rainbow.
これは「虹ひとつ」をイメージした言い回し。
No rain, no rainbows.
これは虹をゆるく一般化した意味合い。
いずれも知恵の4語。
Thanks, Coty-san! Arigatogozai-mass!
閉店のサインあれこれ
体を動かさないでいると一日5%筋肉が落ちる、と院生活中に理学療法士(physical therapist)の方から伺った。20日近く動かさなかったから100%無くなった勘定になるけれど、散歩がウォーキングに変わりつつある今、落ちたものは思ったより早く戻ってきている。
あの、のっぺりしたふくら(んでない)はぎcalvesに、おお、みっちり感がある。それも新しい若い筋肉のように感じるのは気のせいだろうか?
小泉八雲作The Fountain of Youth「若返りの泉」でじさまが体験する筋肉再生場面の描写を思い出す。顔のしわが消えた云々から始まって・・・・・・
And his face had become smooth as a boy’s: every wrinkle was gone. At the same moment he discovered himself full of new strength. He stared in astonishment at the limbs that had been so long withered by age: they were now shapely and hard with dense young muscle. Unknowingly he had drunk of the Fountain of Youth; and that draught had transformed him.
(全話はここで:
http://www.surlalunefairytales.com/books/japan/hearn/fountainyouth.html)
うーむ、すばらしい。ぼくの場合は気のせいだろうが。そうであっても、歩くことの効用を、これほど痛切に、嬉しく感じたことはかつてありません。
さて、朝や夜歩くとすっかりおなじみになった「閉店」の英語看板
CLOSED
が目につく。
これはWe are closed.の略で、
SORRY. WE ARE CLOSED.
という看板もある。
これを略してしまったのが次のもの。(せっかくSorry.で始めているのでWE AREを省かないほうが丁寧)
次のサインはOK。ただその下に蘊蓄が。「ひとつのドアが閉まれば別のドアが開く」とは格言で、ここで「捨てる神あれば拾う神あり」と定訳すれば元も子もない。最後の「お入りください」は無理かもしれない。
最後は未だに見かける「惜しい!」という看板。That was close!(それはもう少しだった!惜しかった!)の略となる。
この「惜しい」には、もうすっかり慣れたけれど、最初に気付いたときには大いにビックリ。閉店の霹靂であった。
Joy-ful event!
今年、帯広市のJOYイングリッシュアカデミーが創立40周年を迎え、四半世紀の友人でもある学院長の浦島久さんから、20周年のときと同じ舞台装置(北欧家具のリビングルーム!)、同じメンバー(NHKラジオの杉田敏さん、大杉正明さんと私)で鼎談をと誘われたのが去年のことでしたが、Life often takes unexpected turns.「人生にはよく意外な展開がある」わけで、レインボーホールへ電話での出演となりました。
浦島久さん(携帯にマイクを大つけで遠山と会話中) 杉田敏さん 大杉正明さん 20年前とそっくりの舞台装置ですが。
浦島さんは私たち3名のことを英文でブログに書いておられたので、
http://www.stage-infinity.jp/northern-eyes/20161101000015#more-1481
英文で返信をしたところブログに載りました。
http://www.joyworld.com/adult-news/adult-cata/2016/11/post-1110.php
彼の新刊『そして、英語はあなたを変える』には広いネットワークとユニークな仕事ぶりが楽しく書かれています。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%80%81%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AF%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B-%E6%B5%A6%E5%B3%B6-%E4%B9%85/dp/4794604351
帯広い人です。