『ラジ英』より 「自分のエレメントに入っている」とは

水曜日のSurfer Girlでは、What is it that you like about surfing?と訊かれたプロサーファーのNorikoが

I’m in my element. It’s as simple as that. と答えています。

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elementは「元素」、「要素」、「基礎」といった訳があり、古代には、世界は4つのエレメント、earth, air, fire, and water(地、気、火、水)に分かれていて、生き物はすべて、このどれかを住み処とするとされていました。鳥は「気」、魚は「水」という具合です。

ここから、「自分に一番適したところにいる、本領を発揮できる」という意味の、be in one’s elementというイディオムが生まれ(16世紀)、それが今日に至っています。

ちなみに、この「気」は、月まで続き、その向こうにはaether(イーサ―)というエレメントがあると考えられていました。リュック・ベッソン監督SFアクション映画『フィフス・エレメント』は、この第五の”住み処”を指します。英語ではether(読みは同じイーサ―、日本語でエーテル)と綴られます。

ついでに、I’m in my element.に似た表現に

I’m in the zone.

がありますが、これは、例えばNorikoが、「超集中状態にいる」ことを表します。これは、「ゾーンに入る」と日本語にもなっていますが、スポーツをやる方にはエレメンタリーな表現かもしれません。この表現、ビジネス、演劇、料理等々、広く応用できます。

2 thoughts on “『ラジ英』より 「自分のエレメントに入っている」とは

  1. 遠山先生
    いつも放送楽しみに聞かせていただいております。
    さて、お願いがあります。7/30(木)の放送で、”red tape”を「煩瑣な手続き」と訳されていたので辞書(研究社 新英和中辞典)で調べたらその語源は「英国で公文書を縛るのに用いた赤いテープから」とありました。なんとなく理解できたのですが、もしよろしかったらもう少し詳しく遠山先生ふうの面白いコメントをお願いできないでしょうか。
    大変お忙しいところ真にくだらぬお願いで大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

    佐々木 章

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