「ジレンマなんですよ」を長短の英文で表してみると

この時代、AIかヒトか、白か黒か、右か左かと決断を迫られ、どちらにも過不足あり決められずジレンマに陥ること多々有り。この怪傑児雷也ならぬ未解決ジレンマを英語ではdilemmaといい、「デマ」に近い発音で、そうした状況を単刀直入に

  I’m in dilemma.

と表現できます。「板挟み状態で」「二律背反、身動きがとれなくて」ということで、このあと、興味を示した相手に状況説明ができます。あるいは状況説明後に、これでまとめることができます。
 一方、状況説明のあとに、「まったくにっちもさっちもいきません」「もうあっちを立てればこっちが立たずという」といったざっくばらんな気持ちで使うのが、

  (I’m/I’ll be) Damned if I do and (I’ll be/I’m) damned if I don’t.

意味は「やればばちが当たるし、やらないとばちが当たるし」という、no-winどっちをやっても勝ち目がない状態を表す言い回しで、現状をバッチし嘆いています。

damnには原義に宗教的な「天罰を下す、地国に落とす」があり、1939年の米国映画までハリウッドの禁句でしたが、『風と共に去りぬ』のバトラー氏のFrankly, my dear, I don’t give a damn.(名詞のdamn)でダム崩壊となりました。余談はともかく、上の太字の文の()括弧を外して、I’ll be/I’m damned if I do and I’ll/I’m damned if I don’t.と”I”を連発すれば、燃えさかる火に放り込まれそうな響きもあり、通常I’ll be …(自分はきっと・・・だ)やI’m …(自分は・・・だ)を省略して、
  Damned if I do, damned if I don’t.
と、真ん中のandも略して、せめてリズムだけは明るく表わすことも多し。

 ”I”の代わりに「みんなのyou」を用い、相手とその後ろの何十億人を巻き込んだ形で、

  Damned if you do, damned if you don’t.

と言うこともできます。着物姿のあなたが、ある膠着状態をこう表現すれば、周囲はぎょっとしたり、おお気っぷのいい人物と感じたり、様々でしょう。

  
  

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