勝手名 イツモミジ

「カッテナ」と読む。最近は名前のわからない草木の写真を撮ればその場で教えてくれるアップがあるようだ。教えてくれても私ならすぐ忘れるに違いない。覚えても、「これは・・・と言って・・・という背景があって・・・」と誰かをつかまえて聞いてもらうしかないし、相手は「ほう」「へえ」「ふーん」で返すしかないだろうし、どちらの役も何だか大変な気もするし、それに私は受け売りが多く、最近は「ウィキ売り」の赤札付きが多くなりがちだ(反省)。さらに私は路傍の草花に「お、元気そう」「や、綺麗だねえ」などと声をかけるほうが好きなので、知識習得はもうひとつ進まない。で、自分で勝手に名を付けて、それを覚えることにした。
 あるとき、小さな花が細長い茎にたくさん咲く蘭を姉に株分けしたとき、名前を聞かれて私は首を振ったが、しばらくして姉から、「ワカラン、元気よ」という連絡があった。これを思い出した私は、これを手本に自分なりに勝手気ままな命名をすることにしたという経緯。流石弟。(とっさに「シランが学名」とかで対抗できなかったのは残念)
 いつまでできるかは不安だが、不安の時代にこれしきの不安は何でもないのである。今日は散歩でよく出会うこれに命名。

イツモミジ

冬も紅かったが、春になっても紅い、夏も秋も紅い葉のままだろうからこう名付けた。
英語名は、foredverとする。以後お見知り置きを。

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