月を跳び越えた牛の新しい話

これまたLINEで拝見し、一葉お借りしてしまった。写真家の杉山さんが最近撮られた作品です。

                            Eikoh Sugiyama

個人的トップ3に入る映画『2001年宇宙の旅』の月のようなたたずまい。この白さ、黒さ、たまりません。ここに蕎麦屋があって、その二階から地球が見えて、バックに「美しく青きドナウ」が流れていれば、滞在したいほどの美しさ。
 月の斑点もはっきり。あの上部中央から向かって右下方へヨコに寝たV字のような部分が、英語島から眺める月だと、向かって左半分の上部に位置するような気がする。で、お、立った耳だ、そしてその下に体のような・・・と、”ウサギ”をより強く感じる。ただ、しばらく行っていないので確かなところは不明。それに自分のアイフォンではそのあたりを撮ることはできない。やはりこうしたキューブリック的レベルへ向かうには、高価な機器を不動に設定し、あとは期待と忍耐とにまみれなければならないのでしょうね。
 こんな月が地平線か水平線近くに浮かんでいたら、マザーグースの雌牛でなくても、いっちょう跳び越えてやろうと思ったりするのでは。と、終わろうとして、思い付く。いや、思い月ました。あの

  Hey, diddle diddle,
  The cat and the fiddle,     
  The cow jumped over the moon.

のmoonには牛の鳴き声が入っていた! それで牛だったのか。ああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!! 半世紀前にこの牛のライムと遭遇して幾星霜。その果ての2001年の名月に照らされて謎が解けるとは。MOO恨の至り。残念MOO念。

鹿は紅葉、さんまは目黒、moonはcowに限るということか。

馬でも羊でもTレックスでもいかん。じゃ、日本で月をジャンプして越える動物は何?・・・・・・ 日暮れまで話は月無いところだが、I have promises to keep. And kilos to go before I sleep.

杉山さんの名月からいろいろ出た出た。多謝です。
 
 

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