高校サッカー記事の見出し

無くて七癖、自棄のやんパチ、十月十日、どこにでもありすぐにできそうなのが頭韻(アリタレーション、alliteration)です。佐久の酒蔵、水戸の民意、軽井沢の軽石、群馬のグライダーなど、いい加減でよければすぐできます。これに金がからむと真剣になるのが人間。特に広告やジャーナリズムの世界ではeye-catcherとして重宝されます。
  当地のローカル紙も頭韻を使って見出しを工夫しています。ただし、あまり深刻な内容のニュースには使用を控え、明るい、軽い、風刺やウィット・ユーモアのあるものによく使います。新聞はローカル紙こそチャンピオンだと私は思っています。New York Times、Washington Post、London Times、地元のTokyo Shinbun、そして当地のWest Hawaii Todayなど、町や地域の名を冠したものに勢いと矜恃と面白さがあると感じています。ただWest Hawaii Todayは、オンラインでも読めるようになってからずいぶん薄くなりました。が、この島の、特に西半分で起きた様々なstoryが全国や世界のニュースと一緒に載っている20ページほどの情報の束を75セントで手にできる。開けば、外国人の私ですら、前からここで生きているような気になってくるのはなかなかいいものです。
  前置き長し。そのWHT紙に高校のサッカー試合の見出しがこのように。Wの頭韻が目を引きました。
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なかなか凝っています。Waveridersというチーム名はサーファーを暗示しているのでしょうから、動詞部にサーフィン用語のwipe outを使っています。ただこのwipe outは、波がサーファーを転倒させるという意味で、主語は本来waveになりますが、ここでは「敵を一掃する」という意味と引っかけています。高校生もここまでやってもらえるとハッピーでしょう。敗者のヤマネコたちさえ、まんざらでもないのでは。頭韻矢の如し。命中。
  光陰も負けていないけれども。いや勝っているか・・・。新年へと進むしか手は無し足はまだ・・・。
IMG_1058  ウォーキングパークで見つけたアドバイスです。Keep on walking, man.

IMG_1056 当園へ入いり頭の頭韻也

 

Time flies like an arrow.考

また1年が終わらんとしています。終わらんといけませんかと尋ねたいほどです。英語ならここで
  Where does the time go?(時間はどこへ行くのでしょう?)
  Where did the time go?(時間はどこへ行っちゃったのでしょう?)
そして
  Time flies.(時間とは飛んでいってしまうものですね)
などと言うわけですが、ちなみに最後の表現は英語ではfliesでピリオド。日本語のように「矢の如し」は付きません。

 英語圏のユーモア志向の人々は、日本人がよく「矢付きで」、
  Time flies like an arrow.
と言うのを聞きつけては、そのあとに
  (But) Fruit flies like a banana.
と付け足して、共に笑ったり驚いた表情を作ろうとします。

  Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.

 私が仕事を始めた70年代には、英語の言葉遊びに興味を示す変な日本人教師のために、職場のネイティブスピーカーの何人かが、このセットを口走り、目をくるりと回してはおどけていましたので、このセットはそれ以前から存在していたようです。これには2つの”意味”が雑居しています。

  Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.
 
 ”意味”1。「時は矢のように飛び、フルーツはバナナのように飛ぶ(冠詞がないので「果肉は」がベターですが)」これだけだと丸で無茶苦茶、花菱アチャコであるのですが。

 ”意味”2。「トキバエは矢を好み、ミバエはバナナを好む」。これはまず、time flyというハエがあると仮定して、その複数のtime fliesは矢が好きである。一方、ミバエ(こちらは本物で、果物に卵を産むハエの一種fruit fly)の複数fruit fliesはバナナがすきである、という意味になります。

  Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.

 fliesは動詞であり、名詞の複数形にもなります。likeは前置詞であり、それが動詞にもなります。ここがミソです。

 前半は良いとして、後半に来るとどうつながってこうなったのかということが分からなくなり、前半に戻って考え直す。相手にこの作業を繰り返させて”楽しませる”というのが、このセットの目的のようです。

 さらに昔、高校時代に市立図書館で、メビウスの輪という、細長いい紙片を一度ねじって両端をつなげた輪のことを知り、その場でノートのページを破って試し感動したことがあります。(これは発見者の一人の名を冠してMöbius strip、Möbius bandと呼ばれていて、英国でマーヴィアス、米国でモウビアス)。それから家に帰って正式にのり付けしてみると、表だったものが裏になったかと思うとまた表になって延々と続き、鉛筆を動かさずに、裏表(のない表面)に1本の線が引かれるではありませんか。これは私にとって正に”紙技”でした。

  Time flies like an arrow; fruit flies like a banana.

 黙読や音読をしながら迷い込む言語遊戯の奥の院でしょうか。メビウスの輪的言語世界でしょうか。師走のピーク時にお邪魔しました。

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芭蕉の花序にヤモリ A Gecko on a Banana Heart

大福の陰にサンタ

新年を迎え始めたハワイは大福が大活躍。観光ガイド的説明付き。餡は餡まり入っておりませんがゆかしき3丁目というか1丁目の夕陽的味也。小生このくらいで大幸福也。

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みどり大福もあるぞ。ああ薄甘い正月也・・・と思いきやよく見るとサンタの顔。

IMG_1013 この画像をクリックし、さらにblow upするとサンタ出現。

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IN GOD WE TRUSTとは米国紙幣に見られる国家のmoneyに対するmission statement的定義でしょうか。それが何とワンビリオンダラービル10億ドル札にサンタ。そしてIN SANTA WE TRUSTとあり。

IN SANTA WE BELIEVEどころではなく、商店主たちに頼りにされ切っておるようで2度ビックリでした。

『オズの魔法使い』のビデオカバーとtheとofについて

映画The Wizard of Ozの60周年に合わせて1989年に出たビデオです。私がこれまでで一番よく見た映画です!

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娘が最初に話した日本語は「き」で、私が抱っこしながら松の木を指さして何度も言っているうちに「き」ました。その頃からこの映画を娘とカミさんとで何度見たことか。劣化のすさまじさからも分かるでしょう。何しろfamily movieのチャンピオンですから、当然と言えば当然です。私は100回は見ています。Blade Runnerも、2001:Space Odysseyもこれには負けます。flying monkeysのこわいこと。魔女のI’ll get you, my pretty, and your little dog, too!のこわいこと、I’m melting!と叫ぶ魔女のこわいこと。英語圏の人々は大人も子どももこわがりつつ血湧き肉躍るこの大冒険活劇で育つわけで、カミさんがこれを購入した理由も明白。

ちなみに、左の画像の題名の部分ですが、機能語のTheとofがものの見事に小さく細くデザインされているのがわかるでしょうか。内容語のWizard とOzの大きさとの差は歴然。タイトルのデザインはこのような処置を施されることが大変多く、機能語を弱め、内容語を強める英語の読み方の科学に一致。

「ズウィズードヴァz」

のように発音されます。

一息5回言えればOzome!

(Awesome!と掛けております)

 

比較的わかりにくい比較級表現

Kids are getting older younger.

 olderとyoungerの並び具合が悩ましい文です。

 種を明かせば、

  Kids are getting older at younger ages.

 at younger ages「今までより若い/小さい年齢で」を副詞的にyoungerと1語で表しています。「(最近の)子どもは大人っぽくなるのが早い」。昔から言われてきたことかも知れませんが、この時代にもよく当てはまりそうです。

 話はみなとみらいに飛びますが、ちなみにこの家族の子どもたちは、そのような風情は漂わせていないような気もします。

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「美しき家族」@みなとみらい

 ビルの守衛らしき方が近くにいらしたので、「親父さんがいませんね」と言ったところ、「忙しいんでしょう」という見事な答えが返ってきました・・・。よく考えました。結果、ひょっとしてですが、この母子と犬はポーズをとっていて、それを写しているのが親父さんであるという結論に至りました。親父は私だったのです! というわけで、もしそうならなかなかうまいなあ。これはこの彫刻家の”親父ギャグ”であるとまで言ったら失礼に当たるのかも知れませんが。

ボタンユキちゃん

ペットの名前は様々。「ラジ英」ではDoeさん一家シリーズにSnowy(ユキちゃん)という猫が登場します。これは真っ白な猫に与えられる名です。

私の娘は今オレゴン州のsnowy(雪深い)な町を訪れていますが、そこから一枚の画像を送ってきました。車のフロントグラス(windshield)に積もった雪に彼女が描いたものです。

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雪の降る地の雪で出来た雪白の猫。まさにSnowyですが、言語遊戯が好きな娘のために、雪重ねのこの猫を、「ボタンユキちゃん」と名付けました。

英語では、large/big snow flakes と雪片を呼ぶあたり止まりのようです。

考えてみればsnowflakeからpeony(牡丹)へというステップは日本語ならではの大跳躍なのかもしれません。ちなみに中国語では「鹅毛大雪」(ガチョウの羽根の大きな雪片)という名もあるようです・・・。

撮影スタジオで

ビジネス英語教材の撮影の模様です。遠山モナと共同で書いたものに出演しています。ビジネスパーソンの”役”に見えますか。

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次は見事な生き方を見せたスーパービジネスパースンSteve Jobsの言葉:

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.(あなたの時間は限られている、だから無駄に他人の人生を生きることなかれ)

と引用した私はこの役の人物の人生をしばらく生きるわけで、無駄にならないよう頑張らねばなりません。

 

札幌の夜の模様

先週の札幌市での吉村亮治さん主催のムーンライトハニーの会での講演の模様です。「の」が多いなあ。私は「の」が大好きです。祝詞を聞きながら「の」を数えるのが好きです。ワグナーの「双頭の鷲の旗の下に」が「双頭鷲の旗の下に」より好きなのも和訳の「の」ののりが良いからで、ワープロソフトがすぐ<「の」の連続>というメッセージで直そうとするのを私は甚だ遺憾に思っています。それはともかく、100分話し、15分Q&Aという、おしゃべりの講演者には楽しい夜になりました。ラジオのこと、私の学び方、レベル別に私らしいアドバイス、吉村さんから頂いた3つのお題を律儀に守り、よいタイミングで新刊を紹介できたのも僥倖でした。皆さん、良く聴き、良く練習し、良く笑い、私の標語のようでした。吉村さん、ありがとうございました。

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熱心な講演者に勝るとも劣らぬ熱心さに満ちたご来場の皆さん

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大学教員の森田さん(左)とジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長の浦島さん。北海道の強力なPRメン!? 二人共長いお付き合いです。やはり大学教員の岡部さんや~い。

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イタリアンのパーティー会場で。主催者で「百万人の英語」も聴いていたと仰る札幌テレビの吉村さん(左)と出張されたNHK出版編集部の宮川さん。新刊でも宮川さんには大変お世話になりました。ノンアルコールビールで私もすっかり出来上がっています。

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最後にパーティーへ参加された皆さんと記念撮影を。元気頂きました。指の饗宴!指quitousなサインが・・・。

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おまけ: 翌朝。前夜の美味しい食事でふくらんでおりますが、来年10月に予定されている帯広のジョイ・イングリッシュ・アカデミー40周年の目玉のひとつ杉田さん・大杉さん・遠山の鼎談などについて語り合いました。前夜祭にはジャズピアニストの演奏で1曲歌うという約束も取り付けました。破らないでね、ありがとう。何にしようか思案のし処。The Way You Look Tonightかな。Someday when I’m awfully low and the world is cold, I will feel a glow just thinking of you and the way you look tonight.   いつか私がひどく落ちこんで、世間の風が冷たいとき、私はぬくもりを感じるのです、あなたと今宵のあなたのスマイルを思って。[一部意訳あり]

皆さん、Thanks a million for your smile! 吉村さん、Stay forever young!

新刊『ひと息でSay It!』が出ます

毎日ラジオ講座のSay It!コーナーで、私独自の「ひと息トレーニング」を全国の皆さんと共有できるのは大変嬉しいことですが、この度一冊の本にまとまりました。「リンクする」、「基本リズムを身に付ける」、「カタカナ語を英語らしくする」、「言ったつもりでこらえる、をマスターする」、「言いにくい音を攻略する」などの項目に分かれた練習帳で、CDで次々にテンポよく練習することができ、英語を読みやすく、言いやすくします。3名のやり取りもあちこちに滑り込ませてあります。11月14日、書店で手に取ってご覧下さい。

HITOIKI

「ラジ英」の皆さんと

番組が賞を頂き、お祝いの会があり、関係者が一同に。モナ遠山のみ風邪気味で失礼をしました。

Work hard. Party harder. というエネルギッシュな人生のスローガンもあるけれど、私にとっては程良い楽しき時でした。
皆さんの協力で出来た新刊の見本も姿を現し、double celebrationでした。

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