TURBULENT TIMESについて  

平静を装おうとしても肝心の服がもう切れてしまったようなこの時代をturbulent timesと呼べるだろうがと思いグーグルと約 14,100,000 件 (0.39 秒)と出ました。速いなAIは。そのうち、「平静を装おう・・・」と「肝心の服が・・・」とはウィットとしての整合性が弱いですよ」などとメッセージが来るのかな。そこまでのおつき合いはしたくないな。詩も文章も点も丸も全部自分の責任で悩み書き間違えるよ。オートコレクトはオートクラットに繋がるよ、君。ほどほどにね・・・と脱線しそうなのでturbulent timesに戻ると、

  in these turbulent times(この怒濤の時代に)

と複数で表し、この形容詞は「荒れ狂った」とか「騒然とした」といった意味だ。「トゥーブュルンt」風発音。

考えてみれば人間誰もが怒濤の人生。ずっと穏やかだという方はまだこれから先がある。周囲で起こったことも含めれば穏やかではおれぬときも多々あるはず。人間皆サーフライダー。怒濤を越え、怒濤にもまれ、浜辺に上がり、一服しようと珈琲店に入れば何とそこが怒濤ール(これは言語遊戯。ちゃんと休めます)。やれやれ。休んでまたサーフィン。

今欲しいものはハル・デイヴィッドの出だしを借りれば

  What the world needs now is a voice of reason in these turbulent times.

ではないか。

言わせろ犬。

何でこれがここにある? 員にこもった、物凄く!

家人に訊かれて何じゃこれは?になってしまった「員」の字。何だか嫌な感じだ。

  What’s this kanji doing here?

と呟く(「何々はここで何をしている?」という直訳パターン)。

「ふくいん」と読むのは知っていたが、「員」はここ数年気になるも調べず。「義員」(よしかず)という方は2名ほど存知ていた。そういうわけで「員」は「かず」つまり「数」を表し「定員」なら「定まった数」だとのこと。「幅の数」か。それなら「狭し」より「少なし」がベターではないかなどとぶつぶつ思いながらの一日となり、at the end of the day(結論として)

  I just left it at that.

と、そこまでにした。英語なら

  NARROW ROAD
    AHEAD

というサインがある。「幅員減少」という和サインもあり、これが似合う。

動詞GETの大ブレーク

英語環境の仕事を始めて、「給料日」は脚韻華やかな”pay day”に変わった。cashで支払われる時代で、職場ではDid you get paid yet?やOkay, let’s go get paid.といった言い回しがよく使われていた。Have you been paid yet?より威勢がいいし、Let’s be paid.と無理に言えばLet’sの興奮とbeの静けさにちぐはぐ感がある。この動詞getは18世紀の口語英語界にブームを巻き起こしたという。やはり、そのアクション性とそれを体感させる響きによるところが大だったのだろう。以下、その様子を誇張した形で伝える当時の記事。(chaiseは「2輪馬車」)HAVE GOTを含め、天こ盛りごった煮風の話になっています。

“I GOT on Horseback within ten Minutes after I received your Letter. When I GOT to Canterbury I GOT a Chaise for Town. But I GOT wet through before I GOT to Canterbury, and I HAVE GOT such a Cold as I shall not be able to GET rid of in a Hurry. I GOT to the Treasury about Noon, but first of all I GOT shaved and drest. I soon GOT into the Secret of GETTING a Memorial before the Board, but I could not GET an Answer then, however I GOT Intelligence from the Messenger that I should most likely GET one the next Morning. As soon as I GOT back to my Inn, I GOT my Supper, and GOT to Bed, it was not long before I GOT to Sleep. When I GOT up in the Morning, I GOT my Breakfast, and then GOT myself drest, that I might GET out in Time to GET an Answer to my Memorial. As soon as I GOT it, I GOT into the Chaise, and GOT to Canterbury by three: and about Tea Time, I GOT Home. I HAVE GOT No thing particular for you, and so Adieu.” [Philip Withers, “Aristarchus, or the Principles of Composition,” London, 1789, illustrating the widespread use of the verb in Modern English]

うっかりフラワー

秋、家人がスケッチ散歩の途中で買ったと言って持ち帰ったカリフラワーの苗を、そのまま大きな鉢に移さず放置してしまったバルコニアンが、年明けて20日も経ってしまっている冬の日に、この先咲くだろうとかすかな願いを込めた鉢をあれこれ置いているその中に何とその”花野菜”が、十分見過ごしてよいほどの極小サイズの実を結んでいるのを発見した。中に入れ、ティシューボックスを実の横まで持ち上げ、もう片方の手でシャッター。

ご案内の方も多いだろうが、英語語源辞典https://www.etymonline.com/によれば、cauliflowerのcauliは「キャベツ」だとのこと。

coleslaw(コールスロー)のcoleもキャベツ。
kale(ケール)もキャベツからというのも納得でけーる。

それにしてもバルコニアンとしては自慢できる話ではないが、放置されたカリフラワーの身になれば春まで自慢すべきであり、二年草という話もあり、このまま収穫すべきかどうかはこれから調べることにして、今年こそは深さ30cmの大型ポットに移そうぞ。

頭韻矢のごとし Porta-potty 

商品名が普通名詞扱いになったもので、日本語の簡易トイレのことだ。トイレハウスとも呼ばれるようだが、大き過ぎないか。電話ボックスを思い起こしてトイレボックスではどうか、と提案したくもあるが、小さすぎるかも。

英語は/p/頭韻で、portaはportableの一部だ。pottyはchamber pot(おまる)由来の幼児語でトイレを指す。go pottyで大小を「ちゅる」的な意味がある。

UK informalと定義する辞書もあるが、USでも使われる。UK発音は「ポータポティ」でサッパリした印象。US発音は「ポーrダパディ」でずっしり感がある。

ちなみに、フランス渡来の prêt-à-porter(プレタポルテ)のporterはportableの語源でcarryという意味になる。ready-to-wearと英訳されているが、原語ではready-to-carry。そのまま(テイラーに計らせずに)持って行ける、いろいろな既製のサイズの中から選んで、ということで、これもまた/p/頭韻だ。

「それ、まだ出来ていないんです」

進捗状況を尋ねられて、上のように言えば、もの悲しく感じることもあるでしょうか。嘘でもいいから前向きにという表現が英語には多く、その中のひとつが

  It is a work in progress.「それは進行中の作業です」[直訳]

not yetのない、背筋がすこし伸びるような言い回しなので、引き出しにしまっておきましょう。

制作中の製品や仕事の上に、イニシャルの

  WIP

と書いた紙をのせれば、触れないで・捨てないで・鋭意作製中といった意味のサインに。

  We’re a work in progress.

と言えば、我がチーム・我が社・我々は(何かに関し)検討中・改善中・進行中等々だということ。

新年は

演出家・シニアダンサーの畑さんと面白いことが出来ればと検討中。

  

Organically Speaking

中程に来た白菜の葉が何ともbite-size(一口サイズの)というかtwo-bite-sizeというか、とにかくよく待っていてくれた!と感じ、思いつくまま鶏ガラスープとポテトスターチ、酒・塩少々で煮る。初心忘れず、すぐ取りかかる、すべてこうだと、良いのだが。

東海道は相模のタカさん、自然農の作品をありがとう。
北陸道は越中のまんまさん、無農薬みかん頂いています、ありがとう。

organicallyには、「無理に推し進めずお互いの自然な動きや流れの中で大切に」という、有機農と接するニュアンスが。
They let their relationship grow organically. (彼らは互いの関係を無理せず自然に大事に育てました)
Since 2010, we have grown organically into a company of 80 some workers.(うちは2010年以来、現在の社員80名の会社に有機的に育ってきました)

Remember How You Started! 私の初心忘るべからずです

今年はこれを引っ提げて、だと手に余るし、掲げて、では腕が持たん。心に秘めて、は言ってしまった手前無理、なので意識して参ろうと思います。この初心云々のことわざはいろいろな英語訳が可能でしょうが、上のものは「どうスタートしたかを忘れぬように!」という意味。もう少し入り込むと、人間様々なことを始めるわけで、その時点でFEAR(恐れ)とHOPE(希望)が同席している場合が多い。ただ始めたということは通常HOPEが少々でもあったはずで、ただ例えば苦労が続くとHOPEの与えてくれた興奮や楽しさをを忘れてしまう、という人間なら百も承知之介の状況で、HOPEの元を1)思い出す(これが面倒)、2)そこにリセットする(これはもっと面倒)というお話です。してもしょうが無いというものもあり、人生様々ですが。

ところでhow you startedのyouは「君が」というお説教ではなく、自分も含めた万人(もちろんこんな言葉いらんとか、いらく当の前だという荒ぶる方は別)のyouです。

個人的には人間という生業が随分長くなってしまい、始めたことの数に、止めたことの数が追いつきそうになっているけれども、それにもめげず、HOPEの元をTRY TO REMEMBER・・・J-POPの歌詞のようで恐縮。以上、初春の所信を初心に託しました。本年も駄洒落も含めどうぞよろしく。

Adieu, 2022. Let’s have a better one! 奇蹟を待ちながら

頑張ってくれたナスの”木”を抜かないでいます。ハワイで植えたナスは冬を難なく越えてトコナスとなりました。こちらではそれは現実的でないはなすですが、このままハウスの外でまた青い大きな葉をなすて生き続けなするのではないかと期待しながら春を待つことにします。

Just waiting for a miracle to happen.

ミニトマトが数個未だ外の鉢植えの木に真っ赤になってぶら下がっています。これはhaveよりpartake ofで有り難く頂戴しようと思います。

I think I’m going to gratefully partake of these “miracles” very soon.