You only live twice

半切りにして残ったほうの大根が冷蔵庫でくたっとしていたので、マグに水と一緒に入れ、やがて根も葉も元気になったところを味噌汁にして先日食しましたが、10cmほど残った部分を捨てるに忍びなく同じマグに戻し水を入れておいたら葉がまた! 007は2度。ヒトの歯も2度。この葉はどうか。一度切られ、一度溺れ、これが3度目。これもまたキッチン茶飯事なのでしょうが、私的にblog-worthyと感じてpostします。

確か香港湾の沈没船内の情報センターで、死んだと思わせて再び任務に当たる007に、関係者の一人が、You only live twice, 007.と警告すると記憶。(原作は場面が違うかもしれない)。
・You only live once.は「命を大切にね、一度きりだから」という決まり文句。
・You only live twice.は「命を大切にね、二度きりだから」という言葉遊びに「君だけが二度生きるんだぞ」という”うらやましさ”をプラスしたような発言で、イアン・フレミングの傑作タイトル。onlyが他の語に柔軟にかかっていく様子有り。以上大根訳者の説明終わり☺

世界の名医6選 The World’s Six Best Doctors

友人から来た”回覧板”を回します。56歳で世を去った企業家スティーヴ・ジョブズ最後のエッセーとあります。一番最後に世界の6大名医の名が明かされます。じっと我慢で解読に音読にどうぞ。

https://henwoodcourt.co.uk/the-worlds-six-best-doctors-worth-reading-twice-steve-jobs-died-a-billionaire-age-56-this-is-his-final-essay/#:~:text=The%20six%20best%20doctors%20in,and%20enjoy%20a%20healthy%20life.

Viva Matsuyama!

スポーツ紙活載。

動詞sportに「得意げに見せる」という意味あり。
  He’s sporting the green jacket.
と表現できる。帰国時の姿を言い現すことも出来るでしょう。

何とぼくにお祝いのメール(下)が届きました。日本の友人からこうしたメールは来ないけれど、我が事のように喜んで頂いて、もっと喜ばねばと思ったり、とりあえずタイトルをライムで祝った次第。

Congratulations to your fellow countryman on his spectacular win at the 2021 Masters! 
https://edition.cnn.com/2021/04/11/golf/masters-2021-winner-hideki-matsuyama-spt-intl/index.html
Aloha, 
Chee & Mark

今年の世界スポーツ2番目の快挙か。次は第1号の大阪選手のコメントです。massiveは「とても大きい・重要な」、spawnは「(多数を)産む・生み出す」:

This is a massive, massive day for the game of golf globally. Will have effects for decades to come. Hideki Matsuyama winning the Masters for Japan will spawn a lot of great things. Awesome performance.

シングルプレーヤーだった父が生きていれば快哉モーメントがあったに違いない。今後のゴルフ界にGolfor it!と言って応援する息子のような性格の人物ではありませんでしたが、クラブを振りに外に出たかも。

ケチャップの小袋不足USA

ケチャップは、CATSUP、KETCHUPのように表記される。
米国ではパンデミック下でテイクアウトが激増しており、ケチャップのミニパックketchup packetが品不足。何しろ、”ケチャップ人口”が

という。328ミリオン中300ミリオンがケチャップ”ユーザー”だということは、口の周囲が赤い乳幼児もいるのだろうか。”RED” ALERTとあるように深刻のようだ。

ところで、ケチャップのスペルにはもうひとつ、CATCHUPがある。これとcatch-up(巻き返すこと・追い上げること・追いつくこと)という競争を表す名詞を使った語呂合わせがメディアを賑わすのは予想通りの展開だ。

上の番組では、アナウンサーが、ケチャップメーカー同士(They)が、
  They are playing catch(一拍)up.
と伝えていた。play catch-upは「巻き返しを図る」とか「追いつこうとする」いう意味になる。

ウォールストリートジャーナル紙では
  The New Shortage: Ketchup Can’t Catch Up
と、「(需要に)追いつけない」という意味の動詞でそこまで!?というレベルの言語遊戯をヘッドラインに当てている。

eBayにも出品されているという。そうやって儲ketchupとは、と思わず嘆息。

英会話に出ない単語 lest

????????太古、lest A should Bを「AがBするといけないので」と習い、懸命に例文を作る。

  lest I should fail(失敗するといけないので) [よくfailを使いました]
  lest I should get hungry(お腹が空くといけないので)
  lest I be late(遅れるといけないので) [shouldなし]

もうひとつの訳「AがBをしないように」があり、よくわからなくなった。

  「お腹が空かないように」⇒ lest I shouldn’t get hungry?
いやいや、lestにはnotの意味が含まれるからshouldn’tでなくshould???

というように、外国の高校生をまどわすlestでした。  

????????それに、lestを会話では使わないという情報はなかったし、当時は文語と口語のパイプに分けずに英単語が注入され、自分の口頭作文はこき混ぜとなっていたし、何よりもかによりも、試験に出るかも!という危惧と期待が、会話では使わないかも・・・という声を抑えがちだったし。

????会話には「in case 何々」が自然で、「何々するといけないので(not無し)」と「何々しないといけないので(not 有り)」の両方が無理なく使える。

   Take an umbrella with you in case it rains.
  (雨が降るといけないので傘を持って出て) 
   I’ve got some cash with me in case they don’t take VIMEX.
  (あちらでVIMEXカードが使えないといけないので現金を所持している)

Let’s let lest rest in peace.

最高潮 in full swing

大リーグベースボールがファンの熱い期待の中でスタートし、最高の盛り上がりを見せるとき、定番のように使われるのが
  Baseball season is in full swing!

フルにスイングするのは何なのか?
語源に、体が元気よく回ることからとある。
  (It) alludes to the vigorous movement of a swinging body. ー The American Heritage Dictionary of Idioms

このイディオムが野球関連で使われると、これまた定番のように一緒に出て来る写真や映像がこれです。

これはニュース映像の一部で、聴きながら、キャスターのBaseball season is in fullーのあとに来るかなと思った瞬間、次のーswingとシンクロして、この打者の姿がちらっと出ました!

これはもう古い手なのですが、初めて見たときは、膝を叩いたものです。

ネイティブが古いと言っても、ありきたりだと言われても、習う者には新しい。これが外国語を習うときの心構えであり覚悟でしょう。
何と言われても、ストン、ずどーんと腑に落ちたときの気持ちこそ、エンジンを動かし続ける元になるわけです。

ところでこの見出しは、ジョージア州議会が決めた選挙権に対する露骨な規制法に反対したメジャーリーグが、オールスター戦の会場を同州からコロラド州へ移したのですが、それにジョージア州知事が反撃したことを伝えるもの。It’s major news.

ナンセンスな朝 A Daikon in L.A. 

今朝もまだ伸びているので、感動にまみれて思わずリムリック(limerick)を一句詠む。

There was an old man who said, “Lo!
The daikon leaves growing high and low!
I think I’ve never seen
Leaves so fresh and green!
If you ever have, then let me know!”

ある老人がいて言った「見よ!」
「大根の葉が上へ下へと伸びとるぞ!
見たことがないわ
こんな鮮やかな葉は
見たことがあったら、教えてもらいたぞ!」

リムリックはナンセンスの元祖でもあるエドワード・リア(イラストも彼)の発明で、そのよく知られた作品を少々なぞってみました。ライムスキームはAABBAです(和訳も気にしていないわけではない)。
以下彼の代表作のひとつ。(以前にアップしたかも知れません)

あるヒゲの老人がこう言った
「恐れていたことになりおった!
フクロウ2羽とメンドリに
4羽のヒバリとミソサザイ
が儂のヒゲに巣を作りおった!」

古寺へ

何も書けず浮かばず早朝に街道を歩く

モーニング サービス探し 円覚寺参り 

雨上がりの 古寺見にゆけば 晴れ上がり

境内に 乙女の祈り 流しつつ ゴミ収集車も 朝のお勤め

大伽藍に 賽銭の音 木霊して スピンし止まる 朝の静けさ

八時開門
立てば芍薬
うん十歳のほぼ全て と 七百うん十歳のほんの一部