今月の『ラジ英』 安全第一とrush

5月のテーマはSafety First「安全第一」です。久し振りに遠出をすると途中の地下鉄駅ホームで安全第一サインを見かけました。

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rush into the trainは、ドア、窓、車体を選ばず、ダーッと電車に突入する感じがあります。

get on the trainというおなじみのフレーズがあり、I’m on the train now. I’ll call you back.(今電車の中なので、あとでかけ直しますね)のような断りの表現が日本の車中で使われるように、電車に乗っている状態は、onで表します。電車の床の上に立つというイメージです。そこで、rush onto the trainやrush on to the trainだと良く通じます。

ところでrush into … には、「十分に考えずに・・・に飛び込む・行動する」という慣用的な意味があり、例えば、I feel I rushed into an engagement/marriage/the decision.(私は急いで婚約/結婚/決定をしたような気がします)のように、人生の節目に関し伏し目がちに使われます。

RUSHと言えば何を思い出しましょう? ジャッキー・チェン、おお、Rush Hour 1,2,3,4,5,6,7まで行きましょうや? ちなみにジャッキーの苗字Chanは、ジャッキーちゃんとすれば可愛すぎるためチェンとしたのでしょうが、英語音にもとても近く、名カタカナイゼーション也。

私は愚者と天使を想起します。あの格言、

Fools rush in where angels fear to tread.(愚者たちは天使たちが恐れ踏み込まぬ場所へなだれ込む)

です。エルビスがCan’t Help Falling in Love「好きにならずにいられない」の中で、

Wise men say only fools rush in but I can’t help falling in love with you….(賢者たちは言う、愚者のみがなだれ込むと、でもどうしようもなくあなたを好きになってしまう・・・)

と歌っておられるのですが、これは、詩人アレグザンダー・ポープの18世紀のエッセーの一節が一人立ちし花も嵐も乗り越えて歩き続けるかの格言の一部を使っています。そう言えば、個人的にとても好きな有名パロディーもあります。

Fools rush in and get the best seats.(愚者たちはなだれ込み一番いい席を取る)

Go, go, go! ????

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