The Loo 2

looというスペリングで最初に現れたのは1940年ですが、すでにジェイムズ・ジョイスが小説『ユリシーズ』の中で、歴史的地名Waterlooをwater closet(水洗トイレ)に掛けたといいます。さらにそれ以前に、第一次世界大戦で英国の軍人がフランス語の公衆トイレlieux d’aisances(直訳:安心の場)のlieux「リュー」を持ち帰ったといった説もあります。

ただ更にそれ以前の19世紀末に、英国の風刺雑誌Punchのある号に、「ではハレルヤのところからもう一度はじめますよ、ルーでもうすこし長く留まりましょう!」Now, we’ll begin again at “Hallelujah,” and please linger longer on the “Lu”!と言う指揮者と、困惑顔の聖歌隊を描いた漫画があり、すでに「ルー」はトイレの意味として健在だったようです。

更に更に18世紀の文献には、I am myself employed in constructing a lieu here …「ここにlieuを建てるために雇われて・・・」とあり、やはりフランス語からの借用語(loanword)として違いないようです。

これらの情報は
https://www.wordorigins.org/big-list-entries/loo
漫画も出ています。トイレも深い。これはわかりやすく啓蒙的な、illuminatingな記事でした。いやそれを言うなら

It was ilLOOminating!

ただ、北米英語でtoiletと言うと話が違います。

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